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7月, 2011の投稿を表示しています

セレッソ戦(アウェー)参戦、勝ってくれ

セレッソには相性悪いイメージしかないのですが、ここのところ相性よかった名古屋・ガンバに負けたので、逆に勝っちゃったりしないかな、とあらぬ期待を抱いてみる。 ガンバには見事なまでに粉砕されちゃいましたが、さて、監督はインタビュー通りに手応えを感じているのかどうか。日程も詰まってのアウェーなんで、通常ならメンバーチェンジはすべきだと思いますが、外せない選手も何人かいる。 田代、野沢、フェリペが抜けると厳しい。アレックスもバタバタしてるので微妙ですが、あれだけ走ってくれると助かるので必要かと思います。以前より随分と攻撃への意欲を見せ始めているので、そろそろ爆発するかも。 DFラインは別の選手でも代わらない気もするが、やっぱりそこはスタメンとサブの壁はあるのか。代えて完全崩壊となったら目も当てられませんから、中田、岩政はフィジカル的なものがない限り動かさないでしょう。 小笠原、増田はどっちかを青木にチェンジしても問題ない。西→新井場や大迫→イゴールも大丈夫かと。 スタメンは田代、大迫、野沢、フェリペ、小笠原、増田、新井場、岩政、中田、アレックス、曽ヶ端で、西のところを代えるくらいだと思いますが、もしかしたらボランチに青木を入れるかもしれません。 セレッソも勝ったり負けたりと調子がよくわかりません。エースのピンパォンが抜けたとはいえ、まんべんなく得点しているし、あまり影響はないのかな。 それよりも乾のボーホム移籍が決まり、「勝って送り出したい」という気持ちでまとまられると厄介。柏戦では大津だったし、そういう巡り合わせなのかな。伊野波の時は噂がそのまま本当になって、慌しく行っちゃったって感じでしたから、そういう雰囲気はなかったですからね。(現地ではあったのかな)。 個人的には播戸にやられているイメージが強いので、途中出場してきた時には要注意。中後も頑張っていて、セットプレーのキッカーも任されているようなのでここは抑えて欲しいですね。 冷静に判断するなら、今の鹿島の調子、アウェー、日程が詰まること、相性、乾のサヨナラ試合なんかを考慮すると、勝ち点を拾える可能性は低いでしょうが、勿論、頑張って応援します。 長居スタジアムには初参戦です。初めて行くので時間も読めず、スタジアムの雰囲気もわからないのでちょっとドキドキですが楽しめるといいな。まあ、体調は引き続き微妙なままですが(まだ背中...

2011第10節延期分ガンバ戦(ホーム)その2

オリヴェイラの設定する「頭の中を消す消しゴム」の使用限度が何回あるのか知らないけど、ガンバ戦(H)も間違いなくその1回に入るだろう。 試合記事にも書いたけど、中盤は頑張っていた。野沢、小笠原もよく走っていたし、ミスも少なかった。フェリペのカバーする範囲も広かったし、増田もリズムよくボールを回していた。アレックスも驚愕の運動量で攻撃を活性化していた。 しかし、最後のところをどうしたいのか伝わらない。田代に入るボールもほとんどなかったし、ゲームの途中からワントップにして大迫を左サイドに下げてから、ますますゴールへの形がなくなった。 田代もゲーム開始直後のビッグチャンスを突っ込み過ぎて合わせられなかったり、CKからフリーのヘディングを枠に収められなかったりと、FWとしては結果が残せなかった。 グラウンダーの縦パスはガンバに狙われていたし、もう少しハイボールも混ぜてよかったように思うが、何か作戦があったのか、それとも田代のフィジカル的なものか。後者だとしたら、無理して田代を使うより完調にしてから使った方が本人のためにもチームのためにもなると思うのだが。 大迫はもっとやれると思っているのだが、闘争心が見えてこない。もっとゴールへの気持ちを全面に出して、貪欲にいって欲しいし、そうしないとダメになる。田代とのコンビも全然合ってなかったしね。 西はまずまずよかった。最後のところの崩しや、クロスの質なんかは物足りないのだが、形は作れていた。新井場に代えてからはちぐはぐな感じになっていたし、新井場は途中から入って結果を出すタイプじゃないから、こういう使い方はどうなんだろう。 DF陣は攻撃陣の不甲斐なさを差し引いても酷い。1点目は中田の凡ミスだし、2点目もラフィーニャへのヨセも甘い。3~4点目は岩政のアタックに行くタイミングも中途半端だし、中田のポジショニングも微妙。 曽ヶ端も出る時と出ない時の判断に迷いを感じるし、「神セーブ」も発動しない。あれだけ難なくシュートを決められるのなら、「曽ヶ端じゃなきゃダメ」っていうアドバンテージがない。 ガンバは遠藤が3列目にいて、捕まえられなかった。うまくゲームを作ったなという印象。試合後の監督インタビューでは色々試したとか言っていたが、それで結果も出たのだから大満足だろう。1点取られるのはご愛嬌で済ませられる。 イ・グノは一人でゲームを決められる力を...

新外国人はタルタ

新外国人獲得の情報がオフィシャルで発表されました。 本名がヴィニシウス・シルバ・ソアレスで、登録名がタルタ。タル・・? タルる~トくん? たこやき大好き? 何故そういう登録名なのか謎だったんですが、「亀」という意味らしい。ニックネームなんですが、スピードタイプってことなのに愛称が亀って・・。 オフィシャルには左利きのFWでスピード溢れるテクニシャンタイプとある。サイズは171センチ、65キロで、アレックスより若干小さいくらいか。フィジカルで圧倒する感じではなさそうで、長所とされているスピードが少なくとも興梠よりないと話にならない。 というわけで早速ネットで動画検索。いくつかヒットしたので観てみましたが・・これってMFじゃないの? 中盤の左をやってたり、1.5列目くらいをやってる。それもそのはず掲示板とか見てると、レンタル元のフルミネンセではMF登録だとか。 動画の印象ではゴールゲッターではなく、やっぱりパサー。今更、そこを補強しても仕方ないと思うのだが、動画が見つからないだけで、今はFWにコンバートされているのだろうか。見た目もアレックスみたいだし、ミドルシュートも枠に飛んでなかったし、どうも救世主になりそうには思わないんだが・・。 はっ。もしや、アレックスと2人FWに並べて、相手を困惑する作戦とか? じぇっとすとり・・だと1人足りないか。 もっとも、フェリペやカルロンを動画で観た時は活躍しそうだと思ったので、あまりアテにならないかもしれないし、印象が外れてくれる方が有難い。じゃないと降格の危険が本当に迫って来てますから。 背番号はカルロンの移籍で空いた「18」。今シーズン終了までのレンタルですが、今の時期に簡単に出してくれるってことは、それなりの選手なんかな。失敗した時のリスクを考えると、大きな期待をしない方がダメージも少なかろう。(皆きっとそう思ってるだろう)。 ビザの関係で早くても8月6日(土)の山形戦(H)らしいが、戦術練習もあるし、デビューはもうちょっと先かもしれない。 にしても本当にFWで使うんでしょうか。もっとガツガツとシュートを打ってくれるタイプが必要なんだけどね。形よりも泥臭いゴールを取ってくれる、播戸みたいな感じの。 まあ、まずは1回、試合で観てからの判断ですね。でも猶予はもう残り少ないですよ。タイミングを見誤らないようにお願いしたいものです。

2011第10節延期分ガンバ戦(ホーム)

どうせまた「ゲームは支配した」「押し込んでいた」とか言うと思ったが、インタビューでやっぱり言った。結局のところ、枠内に飛んで相手を脅かすシュートまでいくフィニッシュがなく、本当に押し込んではいない。毎度毎度同じことの繰り返しで、変わったように見える部分もあるかもしれないが、何も変わってない。 開始早々、中田の軽率なバックパスをキム・スンヨンに奪われ、武井に豪快にミドルを決められて失点。 鹿島はセットプレーだけはチャンスを作れていて、野沢のFKをGK藤ヶ谷がキャッチミス。すかさず増田が押し込んで同点とし、前半だけは互角と言ってもいい内容で終われた。 しかし、ガンバは後半に勝負を賭けている感じで、鹿島はいつものようにボールを持つがシュートまで至らない。体力だけが消耗していく中、交代が明暗を分けた。 中盤で効いていたフェリペを下げて、遠藤を投入した時点で破綻した気がする。監督の中では本山より信頼度が上ということなんだろうが、あれで流れが向こうにいったなと思った。 ガンバは草津から獲得したラフィーニャを投入し、これが大当たり。大迫の戻りが遅くて右サイドで武井(?)にフリーで持たれ、上げられたクロスをクリア出来ずファーにいたラフィーニャが拾ってシュート。曽ヶ端がセーブし切れずに余っていたイ・グノに決められて1-2。勝負あり。 慌てて、頑張っていた野沢を下げて本山、そこそこ走っていた西に代えて新井場。ますます「外れ」の方向に走る采配。特に新井場の選択はないと思った。どう考えてもゴール前が足りないからイゴールでしょう。 フィニッシュで終われないからカウンターも喰らうし、カウンターに対する岩政のケアも中途半端で、曽ヶ端の対応も後手後手。佐々木からラフィーニャの初ゴールをプレゼントし、ラフィーニャからイ・グノのトドメのゴールまで献上。 アディショナルタイムを5分以上取って西村主審はサービスしてくれましたが、逆にもう1点取られそうでした。遠藤(G)の後半、中田へのチャージは2枚目のイエローでもおかしくなかったですが、取って欲しかったと思うくらい鹿島の調子は悪い。 ここのところ相性のよかったガンバに1-4と大敗し(金沢を思い出した)、しかも新しく獲得した外国人選手に大暴れさせてしまうという、一番やってはいけないことをやってしまった。カウンターからの大量失点はやむを得ないと言えば言えなくも...

2011第6節柏戦(アウェー)その2

これほど決め手がないってのは、観ていて得点出来る気配がしないが、やってる方はどう感じてるんだろう。いつか入ると思ってやってるんだろうか。 新井場はだいぶスペックが落ちちゃった。アレックスよりも応援しているのだけど、あんなに動けないうえにチャンスも作れないようでは。 交代で入った西も代表に呼ばれてから一気に調子を落としてしまった。終盤、切羽詰まった場面で決定機を作れないどころか、簡単にボール奪われるとか、何のために出て来たのかわからなかった。 アレックスは運動量だけは本当に凄いと思うし、そこは素直に評価するんだけど、パス・シュートの精度も悪いし、突破力も守備力もなく、ドミンゲスとかと比べるとね・・。 フェリペはゴールさえ決めてくれれば文句なし。思いっ切り削られてましたが、もともとすぐ倒されてしまうから、印象も悪いのかもしれません。野沢も夏場仕様とは思えないほど走っているが、結果に結びつかない。 小笠原、増田のボランチはスタミナが切れた時点で終了です。それまではバランスもよくて、増田も攻撃参加出来ていたので悪くないと思うが、そのへんを監督が見極めて交代を有効に使わないと駄目なんじゃなかろうか。 岩政はここのところ怠慢なプレーが目立つ。仙台戦はよかったといえど3-0と勝った試合だし、本当はもっと0-0や1-1とか競った試合で踏ん張ってくれないと信頼感ってのがない。相手のCF(柏では北嶋)にいいようにボールを収められて、苦しい展開になっている。中田は失点を考えるといいのか悪いか微妙。 田代は空中戦はほぼ勝ってましたが、攻撃がそれ一本だとやってる方も辛かろう。最後は動けてませんでした。相方が興梠だったり、大迫だったりでは負担も大きいのはわかるが、欲を言うなら足でのシュートももう少し枠に飛ばして欲しい。 遠藤は出場時間も短くて何も出来なかった。本山の方が経験もあるし、まだ何とか出来そうに思うんだが、フィジカル的なもんでしょうか。 柏は強かった。いつまであの集中力がもつかわかりませんし、ドミンゲスが怪我とかで抜けた時にどうなるかわかりませんが、上位に名を連ねているチームだけあります。 密かに第2グループから優勝圏内にって目論んでましたが、かなり厳しい感じになってきましたね。 個人的に体調は微妙なまま。セレッソ(A)戦参戦のために何とかしたいのですが、肩甲骨の中間、背中のあたりが痛...

2011第6節柏戦(アウェー)

予想通りの結末にガッカリもなく、やっぱりそうだよね、って感じです。北嶋、ドミンゲスと決めるべき人に決められ、セットプレーでしか得点出来ず、シュートは枠にいかない。何も変わっとらんじゃないか。 それでも少なくとも立ち上がりは、やる気だけは見せてくれた。前から押し込み、早い時間帯で勝負をつけようという意思は伝わって来た。しかし、シュートはやっぱり枠にいかず、むしろ数こそ少ない柏の方が際どい。頼みの綱だったフェリペのヘディングも枠を外れた。 30分くらい攻め込んでも決定機は作れず、逆に柏は右サイドからドミンゲスが何気なく上げたように思えたクロスを、あっさりと北嶋が岩政を引き剥がしてシュート、ゴール。いやあ、なんともエコロジー。 解説はクロスの質を褒めてましたが、岩政が軽率過ぎただけでしょ。そんなに速いクロスでもなかったし、ちゃんと落下点を見極められていたら何でもないボールだった。(後半開始早々にも2本ほど危ない場面を作られた)。 完全に柏ペースの後半、頭から興梠に代えて大迫投入。ついに動いた・・と思っていたら怪我だったようです。(詳細不明)。 田代の突破がパクドンヒョクに倒されFK獲得。野沢が蹴り、田代が競り勝って押し込んだところを岩政が横取りヘディングでゴール・・と思いきや記録は田代になってます。岩政だったらオフサイドが微妙なところだったので、ドキドキしました。ゴールが岩政オフサイドで取消しだったら、攻守において決定的にマイナスでしたよ。 続いて田代の落としを大迫がダイビングヘッドするが、GKにセーブされ得点ならず。大迫はテンション下がったのか、その後は存在感のないぐだぐだなプレーに終始。せっかくレギュラー奪えるチャンスだったのに。 鹿島は運動量が落ち、攻め手がなくなり田代一辺倒に。中盤にもスペースが生まれ始める。ドミンゲスに自由に仕事をされていて嫌な感じはずっとしてましたが、案の定、PAの外で受けたドミンゲスが見事なトラップから強烈なミドルシュート。ズバリと決まって勝負アリ。 結果論だけど、早いうちに青木を投入してあそこを潰すとかあったと思うんだけど。やられると思ってました。ドミンゲスは来年はまたガンバ行きですかね。活躍はほどほどにしといた方がいいですよ。 ちなみにレフリーの村上氏は、勝敗に関わったとかどうかとかではなく、どうも合わない。 流し気味に進めるのはいいにし...

女子W杯ドイツ2011決勝

皆さんご存知、日本女子サッカーが快挙を達成しました。W杯決勝でアメリカをPK戦で下し、初の金メダル獲得。今まで3分21敗と一度も勝ったことのない相手に、ここ一番で勝ったのが素晴らしく、痛快です。やったね、なでしこジャパン。 先制されるのは想定のうちで、粘り強く戦って同点。延長戦に突入するとアメリカにも焦りや疲労の色が出始め、勝てるかも、と思った矢先に失点。さすがにこれで終わったかと思いました。 しかし、澤が執念を見せます。左CKのボールをニアに飛び込んでボレーシュート。角度よくゴールに突き刺さって再び同点としてPK戦に入ります。 ここまでアメリカのシュートは枠外だったり、バー・ポストに直撃が多かったので、もしかしたらと思ってました。一人目さえ外してくれれば何とかなるのではと。 アメリカの一人目を海堀がセーブし、俄然、日本ペース。更に2人目が枠の上、3人目を再び海堀が止めてリーチ。4人目こそ決められますが、最後は熊谷が豪快に決めて日本の優勝です。 体格差が大きく違う相手に臆することなく挑んでいき、精神的にも切れることなく、勝利を信じて最後まで戦った結果だと思います。アメリカも今まで負けたことのない油断があったんでしょうか。ツメのところで雑な部分が見受けられました。もっとも、それだけ日本が集中して守っていたということでもあります。 ジャイアントキリングって言ったら失礼になるんですかね。やれば出来る、ということを見せてくれた試合でした。これで女子サッカーも活性化すればいいのですが。 MVPは勿論、澤。ようやく悲願を達成しました。おめでとう。単独大会得点王であり、チームの中心。苦しい時にチームを引っ張り、得点まで決めてくれる頼もしい存在です。もう1回、次のW杯もいけるんじゃないの? 明るいニュースを届けてくれた、なでしこたちに感謝です。

2011第5節仙台戦(ホーム)その2

いつもは決定力のなさで勝ち点を落としていたのだが、前半、少ないシュート数で2得点挙げ、生まれ変わった姿を見せた・・かもしれない。 野沢のキック精度が高かったのが要因かと思う。プレースキックもよかったし、シュートもしっかり枠に飛んだ。最後の方でも前線からチェックにいっていたし、どういう心境の変化があったか知りたいくらい。 フェリペは相変わらず削られてますが、ボールの引き出し方や攻撃ヘのアクセントのつけ方もよかった。守備もいってくれるし、頼もしい存在になっている。後半は疲労困憊で、次が心配になるよう感じでしたけど。 小笠原、増田のボランチコンビは攻守に効いていた。ゴール前にも上がれていたし、ミスも少なかった。CBもしかり。赤嶺は個人的にはスピードがある印象でしたけど、解説を聞いていると、むしろ高さの選手なんですね。岩政は前節ケネディにやられた借りを返し、危なげなくやれていました。中田のラインコントロールもよかったです。 アレックスは運動量だけは異常に多かったです。この暑さ、連戦のなかであれだけ動き回ってくれると助かりますが、相手の攻撃になった時、サイドをボール回しだけで簡単に翻弄されるのはやっぱり不安。決定機も決められなかったし。ただ、前に運ぶ意識はよくなった気がします。 新井場はあまり動いていたようには見えませんでしたが、交代になったことを思えば、体調は万全ではないのかもしれません。入って来た西ももう少しアピールして欲しかったです。 興梠はゴールこそなかったがアシストもついたし、少しは上向くかな。田代のゴールシーンでは、パスを出した後にもう1回前に走っていたら折り返しのパスが来たかもしれません。(外した気もしますが)。田代は高さで勝ってくれるし、闘う気持ちも見せてくれるし、前線に居てくれるだけで頼もしいですね。 青木は闘志を見せてくれた。あのくらいやってくれるなら、スタメンが回って来ても大丈夫だろう。 曽ヶ端はいくつかあったピンチをしっかり防いでくれたものの、キックは改善されません。仙台の林も酷かったので、お互いゴールキックがそのままサイドラインアウトって場面が一杯ありました。「カシマ特有の風が吹いている」とピッチレポーターが言っていたので、そのせいなんでしょうか。 そういや実況が「ここは鹿島はチェックにいかずにボールを監視」って言い方してましたが、モノは言い様だなと...

2011第5節仙台戦(ホーム)

長いトンネルをようやく抜けました。久々の完勝です。先制、追加点、ダメ押し、完封と、守備も最後まで集中してやれていたし、全員の意識も統一されていた。こういう試合を観たかった。エクセレント。 トステム賞は増田が貰いましたが、個人的には小笠原につけたい。最後まで走れていたし、ミスもなかった。攻守に存在感を示し、90分通してゲームをコントロール出来た。中3日でこれだけやれるとは正直思ってなかったです。 先制点は鹿島。野沢の左CKをニアでフェリペが競り勝ち、ファーに流れたところを増田が頭で押し込んだ。密かにヘディングの強いフェリペ、増田のコンビで決めたのが嬉しい。 今季セットプレーで失点したことのなかった仙台はこれでリズムが狂ったのか。続けざま、後方からのロングボールを興梠が頭でつなぎ、更に田代が高さで勝ち、野沢が抜け出してDFに詰められる前に、冷静に右へと流し込んで追加点。ここでいつも枠外にいっていたのだが、得点出来たのが鹿島に流れを持ってこれた。 仙台は攻め手を失い、ボールを持っても怖さがなく、鹿島も守備をしっかりやれていた。前半はアレックスがGKとの1対1を外したのを除けば完璧な試合運び。ただ、このところ後半になって別のチームになったかのようにやられることが多く、まだ安心は出来ない。 仙台も攻撃に人数をかけ、しばらくは相手の時間が続く。しかし、カウンターから興梠、田代が完全に崩し、最後は興梠の丁寧なパスを田代がトラップでDFを振り切り、左足でゴール。トドメの3点目でした。今季、これが取れなかったので、正直、勝ったなと思いました。 あとは無失点で試合を終えることが課題で、欲を言えばもう1点取れればいいなという感じ。3点差ついていてボール保持にはいかなかったので、チャンスはあったのだがもう1点は決められなかった。アレックスの決定力のなさは残念。 交代は青木をもう少し早い段階で入れて欲しかったし、新井場よりもフェリペや野沢の方が消耗していた気もするが、結果的に完封出来たのでよかったのだろう。 仙台は要のリャンヨンギが前半から疲れていたし、全体的に疲労感が漂っていた。後半最初のところだけ怖かったが、あとはうまく鹿島が守れていた。岩政も今日は強さを見せていたしね。 増田のインタビューは素朴で、気持ちも伝わって来たし、好感が持てた。「これからは負けられない」と言ってくれたし、是非、...

カルロン期限付き移籍と仙台戦展望

カルロンの1年間の期限付き移籍がオフィシャルにて発表されています。スイス1部のNeuchatel Xamaxというクラブだそうですが、既に旅立ったようです。 移籍の噂は本当だったんですね。にしても期限付きって・・。向こうが買ってくれなかったんでしょうか。それとも来年に期待しているのか、あるいは高いお金払ったんだから元を取ろうとしてる? すっぱり手を切っといた方が色々よかったと思うんだけどな。 期待が大きかっただけに残念な限りですが、いつまで経ってもフィットする気配もなかったし、正直、いなくなっても困らない。困るとすれば、「これでレギュラー安泰」と興梠が思うことくらい。「2点目が取れない」とか「入る時は入る。入らない時は入らない」とか他人事みたいに言っているうちは、本気を出しているようには見えません。 これでFWは興梠、田代、大迫、イゴールの4人になってしまいました。自分とこのチームなんですが、なんとも頼りない面々。今から補強ってのはあまり馴染めないんですが、そんなことも言ってられないんでしょうか。 ここはひとつ、FWも出来るという触れ込みのアレックスをFWで使うか、野沢を前で使うくらい大胆なことをやってみてもいいのでは。今年は冴えませんが、一番シュートがうまいのはやっぱり野沢だと思うんで。 さて、日曜は仙台戦。負けなしだった頃を思えば、仙台の調子も随分落ちてます。ここ4戦で1得点、2分2敗。粘り強く守ってる印象はありますが、引き分けも多いという感じです。まあ、鹿島も似たようなもんなんで、最も可能性が高いのがスコアレスドローですか。 鹿島のスタメン予想は興梠、田代、野沢、フェリペ、青木、小笠原、西、中田、岩政、アレックス、曽ヶ端。小笠原は日程詰まる時は外した方がいいと思いますが、名古屋戦のデキがよかったんでスタメンでいくと予想。疲れの見える増田をサブで使うかもしれません。 個人的に観てみたいのは田代、野沢をトップにして、本山、フェリペ、小笠原、青木、新井場、岩政、中田、西、曽ヶ端。走れなくなった者から交代。まあ、ないでしょう。 スタメン予想の通りだとすると、攻撃もまた単調な感じになるだろう。どういう形で得点するのか見えてきません。観る方も我慢を強いられる試合になりそうです。 仙台のトップスコアラーは赤嶺で6点。スピードがあるので、アレックスと足の遅いCBコンビでは不安...

なでしこジャパン決勝進出(その他)

女子サッカーがW杯で快進撃を続けている、ということで準決勝を録画観戦。(さすがにこの時間を起きて観る元気はないです)。 録画の設定を間違えたのか、再生したら12分くらいから始まってていきなり0-1からのスタート。気落ちしているのかミスも多くてそのまま逃げ切られそうな感じだった。 しかし、スウェーデンの体力の消耗が思ったより激しくて、次第に日本ペース。ポゼッションも圧倒的に上回り、パスも回るし、シュートのタイミングもいい。前半のうちに流れるような左サイドからの攻撃で、ファーで待っていた川澄が押し込んで同点。 後半に入ってからは完全に日本ペースになり、澤の今大会4得点目のゴールで逆転。更に、GKがクリアに出て来た無人のゴールに、川澄が綺麗なロングシュートを決めて勝負あり。こういうゴールは気持ちいいですね。焦って枠を外す選手も多いところだが、見事に枠内に飛ばしていった。鹿島の攻撃陣も是非見習って欲しい。 3-1になっても守るどころかまだ攻める。このメンタリティが彼女らの快進撃を支えているんだろう。「女子サッカーのバルセロナ」とは言い過ぎだと思ったが、いやはやそうでもない。追加点こそ取れなかったが、相手の心を折るには充分だった。3-1で逆転勝利し、決勝進出。初のメダル獲得を確定させました。 決勝は18日午前3:45分(放送は30分くらい)アメリカと対戦。録画しておいて、起きれたら生観戦というパターンでいこう。ちなみにNHKの録画放送は、ハーフタイムのニュースで試合結果を「ニュース」として伝えるということをします。いくら再放送といえど、それはないんじゃないだろうか。 頑張れ、なでしこ。日本に明るいニュースを届けて下さい。 以前に書いていたJ2のプレーオフが来季導入になりそうな流れです。3~6位がプレーオフを行い、昇格クラブを決めるという方針で、J1の16位を含めた争いにするかも検討するとか。 3位と4位の勝ち点差が10以上開いた場合はプレーオフを行わないとするイタリア式は見送られる模様。「やるなら毎年やった方がいい」という、なんとも日本的な曖昧さが理由ですが(商業的なものもあるけど)、これだと勝ち点が15くらい開いた6位が昇格ってケースもありえる。ホントにそれでいいんだろうかな。続報待ちです。 昨日も触れましたが、甲府のダビィ獲得(半年の期限つき)にはびっくりしました。甲府と...

2011第4節名古屋戦(アウェー)その2

久々のスタメンだった小笠原は、ここ最近ではよかった。ちゃんと動けていたし、パスも正確に散らせていた。守備もしつこくいってボールも奪えていたし、野沢を含めた前線の選手がもうちょっと頑張ってくれていたら、「今日の小笠原はよかったね」なんて言えるくらいのデキはあったと思う。 悪かったのは昨日も書いた興梠と大迫の両FW。二人ともトラップ下手だし、キープも出来ないから後ろが押し上げられない。かといって自力で突破なんて無理だから、結局、ボール持っても何にも出来ない。なのに試合後のコメント「sGOALより」に危機感がなく、このままレギュラー保証していたら誰のためにもならない。 もっとも交代で出て来たカルロンは論外だったし、田代も何もさせて貰えなかったのだが。 結局アイデアがあったのは小笠原、本山のベテランと、フェリペくらい(フェリペの場合は周りとの呼吸が合ってないが)なので、野沢、増田が調子を落としているので攻撃が単調になっている。 新井場は勝ってる時はホントに前に出ない。簡単にボールを後ろに下げないところは好きだけど、もっと攻めて欲しい。西もクロスのタイミングとか質とか色々不満な部分もあり、守備も弱いのかこちらサイドを崩される場面も目立って来た。今まではアレックスの酷さに隠れていただけだったのかもしれない。 岩政はケネディに完敗。高さでも足元でも負けていて、これでは失点するのも当たり前。中田もうまくラインは作っていたと思うけど、詰めが甘いというか、やられてはいけないところをやられることが多くなってきた。 セットプレーも得点の気配がなかった。最初の右CK(だったと思う)で、野沢が後ろにグラウンダーで蹴り、走って来た小笠原がシュートするトリックプレーがあった。名古屋はゾーンで守っているし、高さもあるのであれは有効に思えたが、その後は普通にクロスを上げるだけでいとも簡単に弾き返されてました。 体力的にも相手に負けているし、いっそのこと日程が詰まる時はGK以外全員交代で(メンバー規定まだあったっけか)走り回ったらいいんじゃなかろうか。今はスタメン組もサブ組もそんなに差があるとも思えん。 それか最初から本山やフェリペや小笠原でガンガン攻めて、1点取ったら野沢とか下げて青木とか守備的な選手を入れてひたすら守り抜くとか。その逆に後半30分まで守って守って体力温存し、残り15分に勝負を賭けると...

2011第4節名古屋戦(アウェー)

シュートを枠に飛ばせる選手がいるかどうかの違いがハッキリ出てる。後半、鹿島のシュートは枠にいったかな。せっかく楢崎お休みだったけど、キーパー要らないんじゃないかって思います。 興梠はシュートを打ったら外すし、PA内でフリーでボールを受けてもパスを選択。トラップ、パス、シュート全てにおいて質がどんどん下がってる。この不調がチームに悪い空気を伝染させていると思うし、すっかり負け癖がついちゃってるので、このへんをズバッと代えなきゃいけない。もう我慢の限界です。 オリヴェイラは相変わらず日程のこと言ってましたが、だったら新潟戦で圧倒して勝たなきゃダメでしょ。そういう問題ではない負け方です。アディショナルタイムが短いとも言ってましたが、何分あっても得点出来ない感じでしたよ。交代も遅いし、チームが組織として動いてないように見える。 鹿島の見所は先制点の場面のみ。開始早々にカウンターから興梠が持ち上がり、小笠原を経由して右サイドでフリーになっていた野沢(?)にパス。ファーへのクロスをフェリペがヘディングで折り返し、大迫がしっかりヘッドで決めたもの。中に小笠原も上がって人数足りていたし、流れもよかった。 フェリペも、シュートはどれだけ打っても枠にも飛ばないけどヘディングはうまい。中盤でボールを受けてくれるのも有難いし、このあたりは遠藤とは違うところだけど、体力尽きるのも早い。 大迫はゴールとその後のダイビングヘッドだけでした。後はボールを受けてもすぐに取られるし、起点も作れなかった。 鹿島がソッコーで1点取ったものの、名古屋は気持ちを切り替えて自分たちの試合をやり、ずっと名古屋ペース。中盤の底のダニルソンが効いてました。文句なしにMVPでしょう。一人で二人ぶんやってました。 押し込んだ展開からCKを取り、ケネディが得意のヘッドで同点。後半には途中交代で出て来たブルザノビッチがゴール前の混戦からこぼれたボールを、豪快に枠内に蹴り込んで逆転。後はしっかり全員で守って逃げ切りと、昨年の王者らしい戦いっぷりでした。相性だけでどうにかなる力関係ではなかったです。 鹿島は攻撃に迷いを感じる。サイドでいい形を作ってもクロスを上げるまでが遅い。勿論、中の動きも悪いのかもしれないけど(興梠だし)、タイミングで上げていかないとリズムも生まれないと思う。アイデアも少ないし。なんだかね、観てて重い試合なん...

(番外編)名古屋参戦、旅費補完計画挫折の全容

【プロジェクトT】および【プロジェクトK】 体調も少しずつよくなってきたので、豊田スタジアムで行われる名古屋戦の参戦を企画したものの、日帰りだとキツく、車の駐車料金を考えるとビジネスホテルに泊まってもそんなに変わらないということで、1泊2日で試算してみた。食費込みで25000円くらいになる計算。 ちょっと考えていたより高い。これが先々週くらいのことで、半ば諦めていたのだけど、その週末にWIN5の激安馬券を当てた(配当金19680円)。 普通ここで常識人が取る行動といえば、その配当金以内で旅の計画を練り直すことだろう。ところが、ダメ大人であり、ギャンブラーはそうは考えない。 「セレッソ戦に1万使うとして、残り1万を25000円にすればいいじゃないか」 これがプロジェクト発動の発端。 しかし、中途半端に守りながら攻めても腰が引けるだけ、というのが勝負の鉄則。それにいつもこのブログで、「リードしている時は大胆に攻めないと」と書いているし、残り全額で勝負に出ることになった。ちょうど蒲郡でSGレースのオーシャンカップも開催されることだし、現地参戦するならそっちの資金も必要だ。 まずは「プロジェクトT」を立ち上げる。おもむろにネットをつなぎ、お気に入りに登録されている「totoオフィシャルサイト」をクリックし、ログインすれば準備完了。あとは画面に現れた対戦表のところをマウスでクリックしていくだけ。なになに、6400円? 全然問題ない。全て我々のシナリオどおりだ。 結果は・・。FC東京勝ち(引き分け→外れ)、鹿島勝ち引き分け(負け→外れ)、鳥栖勝ち引き分け(負け→外れ)の3つ外れ。うぬう。3等でも23000円で名古屋戦に行けたし。というかダブルを2つも外すってどういうことだ。アレックスのせいだ。ブログ主に現地でヤジを飛ばされるのが嫌だったんだ。 並行して「プロジェクトK」も発動。これもまたネットから、お気に入り登録されている「IPAT投票ログイン」をクリックしてパスワードを入力するだけ。土日ともにテレビ観戦しながら、三連単をバンバン買う。一撃で勝負を決めるのみ。 競馬で当てなければ我々の未来はない。 ・・土曜日、惨敗。それでも出撃する。「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ・・僕はギャンブル大好き人間、ダメ大人です!」 狙いは京都メイン。ケイアイガーベラからナムラタイタン、ダノンカモン...

2011第3節新潟戦(ホーム)

疲れたね・・。 シュートを打てないFW陣、中盤はパス回すだけ。唯一の頼みのセットプレーも機能せず、守備は安定しない。ホームで得点はPKの1点、しかも逆転負け。対戦相手が違うだけで内容はほとんど変わらず、目新しいこともありません。 新潟はラインを高く保ち、前線の3人がプレスをかけてコンパクトなサッカーを徹底。鹿島はボールを持っていても余裕がない感じでした。裏を狙ってもオフサイドを取られ、前線の動きがないから有効なボールも出せず、チャンスすら作れない。 今の鹿島の調子からこうなることは予想済みだったとはいえ、観ていて辛い試合でした。主審が時々、笛を吹いてくれるおかげでセットプレーは取れましたが、ガッチリ守られてドキドキどころかドキッとも出来ず。 後半になってようやく遠藤が仕掛け、ギリPA内でファウルを貰ってPK獲得。鹿島がPKを貰ったのは久々な気がします。 PKは野沢VS元鹿島の小澤。小澤はPKに強いイメージがあったので、嫌な気はしましたが、読まれていたものの何とか左に決めて先制。 これで落ち着くかと思いきや、何でもない後方からのロングボールに中田が食いつき、クリア出来ずに前線に放り込まれ、ルーズな対応から西が田中(亜)を倒してPK献上。ブルーノにあっさり決められて同点。一気にテンションダウンです。選手からも(もともと少ない)オーラというか闘気が消えましたね。 ここから先は新潟ペースで、失点するのは時間の問題というなか、曽ヶ端の頑張りで何とか同点のまま推移。鹿島はフェリペ、大迫と投入して少しずつペースを戻しますが、最後のカードは小笠原。・・小笠原? いったい何が出来るんだろうと思っていたが、やっぱり何も出来なかった。新潟CKのボールを中途半端なヘディングのクリアで相手に拾われ、更にアレックスのヌルいディフェンスのおかげでミシェウにセンタリングを上げられ、チョ・ヨンチョルにヘディングを叩き込まれてジエンド。 全盛期の小笠原ならあの時間帯からでも何とかなったかもしれないけど、今は無理。辛らつな言い方をすれば、ファンサービスのための顔見せかと思ったくらい。(今はむしろサービスになってないが)。 田代、増田もパフォーマンスが落ちました。田代はファウルを貰おうという意図がミエミエで、もっと戦う気持ちを見せないとダメだ。それこそ田代の真髄なんだし。増田も運動量も落ちて、攻守に精彩を...

2011第3節新潟戦(ホーム)その2

あまり変わり映えしない選手評を補足。だってしょうがないじゃないか~(テレビドラマでお馴染みの某有名ラーメン屋の息子の声で[訂正:ラーメン屋の息子ではなかったかも・・人間関係把握出来てませんでした])、やってる試合が変わらないんだから。 遠藤はスピード感はやはりありませんが、仕掛けてPKを獲得出来たのは収穫。主審によっては取って貰えない可能性も大ですが、あそこの位置で前に行く気持ちがあったのはいいところです。フェリペが帰って来そうなので出場機会は減るだろうが、むしろフィジカルが回復するぶんもっと動いて貰いたい。 フェリペはサイドに張ることが多くて、本来の中盤を広く動き回る感じはなかったものの、エリアに入って来る動きはよかった。ファウルも貰えるし、あとは再び怪我しないようにってことだけ。 岩政、中田のCBも90分集中出来ないね・・。PKを与えるところまでは中田の読みとかも抜群だったのだけど、あそこで歯車が狂ってしまった。最悪、引き分けまでで抑えないと。 西は第一印象がよかっただけに、このところのパフォーマンスには若干失望している。問題はクロスの精度。中とのタイミングもあるだろうけど、針の穴を通すような絶妙なクロスが欲しい。もしくは切り込んでのミドルシュート。 アレックスの守備のルーズさは織り込み済みとはいえ、決勝点のクロスをああも簡単に上げられること自体、サイドバックの選手じゃないってことは明白。 青木は守備的な役割だから充分やれていたと思うが、増田は昨日の記事にも書いたように疲れが見え始める。ミスも多かったし、効果的なパスもなかった。 田代も疲れてるか動けていないし、興梠は田代が下がるまでほとんど消えていた。シュートも最後に打った1本だけなのかな。ボールも引き出せてなかったし、DFラインとの駆け引きに勝って裏に飛び出すとかもなかった。大迫も途中から出たわりに動けてない。 野沢の夏場はこんなもんかな。セットプレーのキックは悪くはないけど、「ここぞ」の1本はない。惜しいのはあったけど、求められているのは結果だから全然物足りない。もともと守備には期待していないし、攻撃で活躍してくれないと困る。 新潟は特によかったようには見えなかったんだけど・・守備の集中力はあった。攻撃ではブルーノが嫌らしい動きをしていて、さすがにFWだなと感じた。ミシェウも気になっていたけど最後に仕事され...

伊野波クロアチアに移籍合意、柴崎骨折が判明

クロアチアリーグ、ハイデュク・スクリプトへの移籍が両クラブで合意に至り、伊野波はクラブハウスでチームメイト・スタッフに別れを告げた模様。元鹿島の笠井をサポートに連れて行ったとのこと。 以前にも書いたようにクロアチアリーグのレベルが把握出来ないので、本人の望むステップアップへの足がかりになるかどうかはわかりません。(情報も得られないかも)。 まずレギュラーを確保することからでしょう。どのポジションでもやれるのが強みになるか、逆にレベルアップの妨げになるのか。しかもレギュラーを獲ったからといって、優勝でもしない限りよその国のリーグから注目されるようには思えません・・。難しい道を行くことを選択したなあという印象です。 伊野波の成長具合は、今後、代表に召集された時くらいしか確認出来ないでしょうが、無事に飛躍を遂げられることを祈ります。いずれ鹿島に帰って来て、小笠原や中田のように、クラブに還元してくれることを楽しみにしておきましょう。 鹿島はDF陣のレギュラークラスを1枚欠くことになりました。去る者を追っても仕方ないので、青木、昌子のどちらかが頑張ってくれると思いたい。青木は以前にCBをやっていた時は無難にやれていた記憶があるので、連携さえちゃんとやれれば問題ないはず。 本当なら本職の昌子が出て来て、周囲を唸らせるほどの活躍をしてくれると有難いんだけどね。チームが強くなる時ってこういうタイミングで出て来た選手が大活躍する時。見たことない選手なんで実力不明ですが、噂で聞く範囲では結構やれそうだとか。まあ、いきなりスタメン抜擢するには厳しいポジションだし、そのうちにかな。 一方、捻挫と思われていた柴崎の骨折が判明。右第4中足骨基部骨折だそうで全治2ヶ月。負傷した時点からの計算なので復帰は8月下旬がメドらしい。痛い離脱です。 今年は長引く怪我が多い。コンディション不良もあるし、なかなかローテーションとか出来ずに苦しい戦いが続きますが、残っている者が気力で頑張るしかないですね。 サッカーとはまったく関係ない話ですが、先日7月5日(火)抽選の第621回ミニロトで、1等1129口、当選金175900円という大量当選が出ました。だいたい1等といえば1000万くらいで、安くても600万はあったんですが、これほど安いのは初めてです。 ちなみに数字は「6 12 18 24 30」 どこかの攻略本...

U17W杯日本代表対ブラジル代表(準々決勝)

地元メキシコのサッカーファンから、バルセロナのようだと評されていたU17日本代表が、優勝候補のブラジルと準々決勝で対戦しました。 U17の試合は今まで観てなかったのですが、その謳い文句と、18年ぶりの快進撃もあって興味を持ってテレビ観戦。 しかし、立ち上がりから日本は悪かった。疲労なのかピッチなのか、それともブラジル相手ということで緊張していたのか。中盤から後ろの選手の、前線へのパスが精度を欠いた。相手の身体能力もあったし、読まれていたんだろうが、ことごとくパスカットされてシュートを打てないままペースを相手に握られた。 CKから1点取られて気落ちしたのか、点差以上に壁を感じる空気になり前半終了。後半すぐに追加点を奪われると、更にエースのアドリアンに豪快なシュートを決められて絶望的な3点差。 正直、もう観るのやめようかと思ったほどだったが、せめて意地を見たいと思って観戦継続。代表メンバーも3点差で逆に吹っ切れたのか、躊躇なく攻め込むようになった。 そのうえブラジルのスタミナが切れた。途中出場の中島が中盤で抜群の働きをし、高木からのマイナスのグラウンダークロスを冷静に決めて1点を返す。そこから猛反撃を開始し、CKの流れから早川が得点。 2-3となり今までの空気が一転。支配率も最終的に51パーセントと上回るほど攻め立て、あわや同点になるかと思ったほどで、結果的にそのまま試合終了とはなったものの、敵将を唸らせることは出来た。 惜しむらくは最初からその思い切りがあれば・・と思わなくもないが、この追い上げは彼らにとって大きな経験となるだろう。いやいや、楽しませて頂きました。 にしてもみんなシュートうまいね。ブラジル代表はもとより、日本代表も。こうろ・・むにゃむにゃ。 まあね、最低限、枠には飛ばさないとオウンゴールとかDFに当たるとか以外ノーチャンスだから。アフターゲームショーのゲスト(ダジャレ好き)が、「相手のプレッシャーでタイミングが早くなってるから外す。寄せられようが、まず自分のタイミングで打つこと」って言ってました。是非、教えてあげて下さい。ほぼフル出場していて3得点はちょっとね。 そういや関係は薄いですが(Uつながりで)五輪代表のオーバーエージに、闘莉王が出たいと言っているとか。確かに闘魂を注入するにはいい案かもしれません。逆に若い選手が萎縮しなければですけどね。 U世...

依然、ふたケタ順位だが

惜しい試合をふたつ引き分けて、勝ち点4を失った気がする鹿島は依然ふたケタ順位(2試合未消化)。 しかし、よそのチームを見てみると、首位を爆走していた柏と追走する形だった仙台の勢いが落ちてきた。一度流れが悪くなれば一気にペースダウンしないかと期待していたのですが、可能性は出てきました。(本来なら鹿島はこのスキに上がっていかねばならないのですが、こっちはこっちでもどかしい)。 勝ち点差は現在首位まで12。ACLのために未消化のジャンプアップチャンス2試合「プラスツー」(プラスではありませんけど気持ち的に勝手に名付ける)で勝てれば差は6となります。ただ、以前も書いたように強豪ガンバと苦手セレッソというのが微妙なんですよね。逆に言えばそこで勝てれば上へ行く弾みとなる。 柏、仙台以外では2位3位の直接対決で勝った横浜Mが2位に浮上。今年はここがやるんじゃないかと思ってましたが、きましたね。渡辺や、大黒といった生粋のストライカーがいるところは勢いが違います。(中村俊がいないのがいいのか?)。川崎との試合は凄い打ち合いでした。 広島も崩れずに後ろにつけ、川崎、ガンバと続きます。ガンバは2試合未勝利でこの位置で、鹿島が叩かないと軽く抜け出していきそうな雰囲気です。名古屋もすぐその後ろで不気味。楢崎欠場の間にどれだけ勝ち点を確保出来るかがカギとなりそうですね。 ガンバは遠藤、川崎は稲本、仙台は梁、名古屋は闘莉王次第でチーム状態が大きく変わるでしょう。柏は悪い流れをどこでストップ出来るか。相手も弱点を抱えていますよ。 こうしてみると鹿島も7月の残り6試合中4試合は、上位との差を直接縮めるチャンスとも言える。今節、名古屋、ガンバが引き分けてくれ、川崎の連続無敗も止まり、柏も大量失点で得失点差も減ったことで、混戦の可能性も出て来た。8月を迎えた時に、笑っていられるようでいたい。 福岡はようやく1勝を挙げましたが、相手が同じ昇格組の甲府だから、まだ「J1で1勝」と言うにはどうだろう。山形も厳しい試合が続いていて、浮上のきっかけを掴めない。田代と増田のことで少なからず恩義を感じているだけに是非巻き返して貰いたいものです。

2位じゃダメなんです

ちょっと前の話題(6月末)ですが、スーパーコンピューター「京」が世界1位になりました。 2009年11月の事業仕分けで、蓮舫議員に「2位じゃダメなんですか?」と言われて事実上凍結を言い渡されたものの、科学技術関連団体の猛反発で、予算を大幅に削減されて復活した事業。 予算についての賛否両論は置いておいて、あわや事業凍結の危機を乗り越え、世界1位を取り返して意地を見せたところが素晴らしい。 そうなんです。2位じゃダメなんです。1位じゃなきゃ。 鹿島も当然1位、優勝を狙っています。いつの間にか「HOT 6!」(J2はCOOL 5!)と名付けられていた7月の6試合。ここで大きく勝ち点を稼がなければ優勝とか言ってられません。しかも鹿島はACLでの延期分、ガンバ(H)戦のプラスワンがついてます。(8月にはセレッソ戦がプラスワン)。 7月全勝が理想でしたが、清水(A)を早くも引き分けてしまい、スタートでちょっとつまづいた感じです。残りは10日(日)新潟(H)、13日(水)名古屋(A)、17日(日)仙台(H)、23日(土)柏(A)、27日(水)ガンバ(H延期分)、31日(日)セレッソ(A)。 少なくとも4つは勝たなきゃ、上への挑戦権はないだろう。元々、苦手な夏場でそれを望むのは酷ではあるんだけど、態勢決まった後で勝っても遅いからね。怪我人が戻ってくれば疲労も去年より溜まらないはず。怪我人諸君は充分休んだろう。今までのぶんを取り返す活躍を見せておくれ。 4勝以上するためにはホームでは負けられない計算。強い鹿島・・とまではまだ無理かもしれないが、地味でもいいから勝ち点を積み上げる粘り強い戦いを見たいものだ。

2011第2節清水戦(アウェー)その2

スタメン組の感想は昨日も書いたけど、フィニッシュ以外はやれていたという印象。もっとも、それが一番の問題でもある。 膠着した展開を打破するための交代は、西→68伊野波、遠藤→75大迫、野沢→85小笠原。 西は動きが鈍っていたし、元気な伊野波を右サイドに入れて活性化も出来ていた。遠藤もスタミナ切れ。得点を獲りに行く意味でFWの大迫を入れたのだろう。出来れば本山を使って欲しいところだったが、大迫の「毎試合1得点」の目標に賭けたのかもしれない。獲れんかったが。 最後はやっぱり小笠原を使ってきた。あのくらいの時間なら、さすがに足が止まることがないとの判断だったのか。だったら、セットで野沢を残して欲しかった。難しいが、青木かアレックスを下げてパスの出所を増やした方がよかったように思う。まあ、そうすると守備がやられていたかもしれない。 興梠への浮きパスは小笠原らしい気の効いたパスだった。ミドルの精度は年々衰えていくようで、左足で打ったのは新井場のよりも悪かった。 青木はいつもよりおとなしめに見えたが、90分やれるまでには体調も回復した模様。青木が出るなら守備は任せて、増田はもう少し攻撃に加わってもいいように思う。ガンバ・遠藤や川崎・中村憲クラスの存在にならないかと期待している。しかもヘディングも強いので、ゴール前まで行って2列目からヘディングシュート、なんてのもアリかと。 後ろは中田がスタメン固定になってからは安定してきた。この先、体力的に中田で乗り切るのは無理だろうし、伊野波の移籍が実現してしまうと悪くなってしまう可能性はあるが、まずは守備の形を作れてきたのはいい傾向。中盤もまずまず出来ている。 結局はストライカー待ちという状態。今季の軸となるはずだったカルロンもずっとフィットしないままだし、2年目の飛躍に賭けていたフェリペも同様。今からFW補強というのもナンセンスだし、興梠、田代、大迫の自覚に頼るしかない。 あとは勝利に対する執念を持った、チームの魂が必要。今までは小笠原なり、マルキーニョスなりがそれを担ってきたけど、小笠原は残念ながら体がついてこず、マルキーニョスはもういない。取って代わる選手が出て来なければ世代交代とはならない。 今こそ鹿島魂継承のチャンスだと思って欲しい。

2011第2節清水戦(アウェー)

前節とは違う形だが勝てる試合・・というか勝たなきゃいけない試合だった。ゲームを支配していたし、難しい時間帯も耐えていた。決定機も作ったし、あとは決めるだけってところで、FW陣と野沢が外し過ぎ。決めるべき人がいないとどうしてもこういう結果になってしまう。 野沢は前後半に1本ずつ。田代も前半のセットプレーからドフリーで抜け出したのにバックヘッドになってしまって外し、他数本。交代出場の大迫もトラップがうまくいかずにシュートを打てず。 興梠はいつまで経っても変わらない。後半だけでも何本チャンスがあったんだか。DFをかわしてからのシュート、田代の落としをともにワク外クリア。せめてワクに飛ばず技術が欲しい。今更だけど。 青木、増田のボランチコンビはバランスはよかった。ただ、前に行く力が少し足りないかな。押し気味に進めていたので、もうちょっと増田がゴール前まで行ってもよかったような。二人ともミドルはいいものを打っていた。 西、アレックスは高い位置まで攻めるが、決定的なクロスや崩しまではなし。目の覚めるようなドリブル突破から絶妙のクロスってのが見たい。中で外しそうだけど。西は1本いいシュートあり。 遠藤は勢いがね・・。もっとガツガツ仕掛けるようでないと、あれだけ簡単に倒されてたら笛も吹いて貰えない。スピード感がなくて何か起きるような感じがしないよ。 DFは中田がうまく統率していた。もっとも、清水で脅威だったのは高原一人だった気がする。ゴドビ監督が試合後のインタビューで「鹿島をリスペクトし過ぎた」と言っていたけど、確かにそんな感じだった。 それでも左右に大きく展開する形で、シュート数は少ないもののゴールを割りそうな雰囲気はあった。高原のワントップも綺麗に決まっていたね。相変わらずうまくコケるなという印象はあるけど、トラップもうまいし嫌らしい起点を作られていた。アレックス、大前がもっと攻め込んで来ていたら危なかったかもしれない。 曽ヶ端はアディショナルタイムでキレてたらいかん。勝つ気あるんかね。ラフプレーではあったけど、激怒するほどでもなかったし、ラストワンプレーで勝つという気持ちがあったらすぐにリスタート。あれで引き分け(以下)確定という空気になった。 清水のGK碓井はよかった。結構際どいボールもあったのに、こぼすことなくキャッチしていた。鹿島の決定力のなさもたいがいだけどね。 これ...