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11月, 2010の投稿を表示しています

ACL権利の行方と残留争い

第33節を終えての順位は1位名古屋(勝点69得失点16)、2位鹿島(勝点59得失点20)、3位ガンバ大阪(勝点59得失点18)、4位セレッソ大坂(勝点58得失点22)、5位清水(勝点54得失点14)。 鹿島は2位に浮上し4位以内は確定ですが、ACLの権利を賭けた戦いは3チームで2つのイスを奪い合うことになりました。 次節、鹿島は守備の堅い山形とアウェー。ガンバはアウェーで清水。セレッソはホームで磐田。う~ん・・どこにもチャンスはありそうです。底力が試されるところですね。セレッソも消えたと思っていたのにしぶといです。 磐田は前田の得点王がかかっているので頑張ってくれると思いますが、守備の方はあまり信用は出来ません。セレッソもガツガツくるだろうし、そういうのは得意ワザ。ここは川口の意地と、前田の得点王に賭ける思いに期待です。 清水は5位以下が確定し、天皇杯優勝チームの重複による繰り上がり4位のACL権利もなくなり、モチベーションはどうなんだろう。特筆すべきところがなく、ホーム最終戦というところに一縷の望みを。 鹿島は山形相手に勝ち切らねばならない。2位を確実にするなら点差もつけておかねば安心出来ないし、難しい一戦になりそうですね。 残留争いでは神戸とFC東京の一騎打ち・・と思いきや、仙台もまだ危ないところにいます。ホームとはいえ得点力のある川崎相手で、大量失点してしまうと神戸に抜かれる可能性もある。1~2点負けてても守りに入るってこともあるかも。 鹿島との戦いぶりを観る限り、京都が抵抗するようにも見えないのでFC東京は勝てるかも、って思いますが、引き分けでも降格の可能性があり、ここもまったく気は抜けません。 順位的にもやっぱり神戸が一番危ないですが、前節清水相手に1人少ないながらも勝ったことで勢いはある。出来ればこっちも試合を観て応援したいけど、鹿島の試合が大事なので、こっそり応援しております。是非、残留して貰いたい。 それにしても関西のチームは現在3、4位と16位、17位とハッキリ上下に分かれてます。どっちも最後まで緊張感のある戦いを体験出来ますけどもね・・。

第33節京都戦(ホーム)その2

2-0とし、前半終了間際に興梠が決定機を外すまではとてもいい感じだったんですけどねえ。あそこを決められないのが今年の鹿島とはいえ、嫌な感じはしましたよ。 興梠はどうしちゃったんだろう。浮かせるだけで入ったと思うが、気持ちに余裕がないのかな。スピードも落ちていて、DFを振り切れないシーンが多い。バックパスが多いのも相変わらずだが、自分で抜いて行くという気概もなく、要するに持ち味が消えている状態。山形にレンタル中の田代が気迫を見せているのとは対照的だ。 マルキーニョスも最後のを決められないとは。FW二人が揃ってこれでは点が入らないのは当然の結果。監督も興梠ではなくこっちを下げましたね。 中盤では小笠原の不調が深刻。動きも重く、気持ちだけでやっているように見えるが、終盤カウンターからクロスを上げようとしたところで空振り。監督もこれで決断したのか遠藤に代えました。ガッカリというよりは心配です。ちなみにキャプテンマークはいつものことながら着けたまま下がります。 新井場も攻守に精彩を欠き、伊野波のフィードも安定しない。曽ヶ端に至っては年に一度はやらかす凡ミスをここでやらかした。アウェーのセレッソ戦で消化したと思っていたんだけども・・。マンガの必殺技くらい回転がかかっていたと思うことにしよう。 岩政はセットプレーでガツンと合わせられる機会が増えてきた。真正面に行ったりワクの外だったり得点にはならないけど迫力は戻って来た。野沢はやっと本調子かな。1点目の入り方とか合わせ方とか「これぞ野沢」って感じだった。 「守備の人」フェリペも得点を決めてくれた。まさかセットプレーで中に入って来てヘッドで叩き込むとは、鹿島サポでも想像も出来なかった。相手はもっとびっくりしたことだろう。昨日も書いたが、来年も残るんだろうか。インタビューからは本人の意思としては残りたいみたいに感じたんだけど。 宮崎は無難にやっていた。時折思い切って上がっていくし、まずは守備から入っているので今はこれでいいんじゃないかな。高さが足りないのはちょっと物足りないけど、これから自分の持ち味を出していってくれれば。クロスにいいものを感じた。 京都は後半になって思い切り攻めてきましたね。むしろ柳沢が下がってからの方が決定機が増えたのは気のせいか。下位チームに押されまくるのはもう慣れてきたけど、正直、もっと気持ちよく勝って欲しかっ...

第33節京都戦(ホーム)

ジウトンがスタメンどころかサブも外れました。怪我でなければようやく監督も見切ったってことなのかな。左サイドには宮崎が入り、ちょっとフレッシュな感じがしました。 京都が前から積極的にプレスをかけてくるが、鹿島も集中していて磐田戦のようなふわふわした雰囲気もない立ち上がり。ジウトンがいなくなってバタバタした感じがしなくなったのは、相手が京都だからってものあるだろうか。 鹿島の攻撃からこぼれたボールを中央で中田が右に捌き、受けた新井場がセンタリング。ニアに入り込んで来た野沢がジャンプしながらうまく左足でゴール左に叩き込んで先制点。 更に野沢の右CKから真ん中でフェリペが頭で合わせて追加点。あれだけ足で打っても入らなかったのに、やっと頭で決めました。セットプレーで入って来たのはジウトンの代わり?オリヴェイラ監督も凄く喜んでましたよ。 と、ここまではよかった。降格の決まっている京都相手に主導権を渡さず、効果的に点を取って余裕の戦いぶりだった。 しかし、前半終了間際にCKから岩政がヘッドで合わせてこぼれたボールを、興梠が決められず。目の前に転がって来たのに、シュートは真ん前にいた相手DFに当たる。あれを決められないとは・・。 後半に入ってからは前がかりで攻めてくる京都に対し、防戦一方になる悪い鹿島のパターン。後半19分、ドゥトラの何でもないシュートを曽ヶ端がまさかのキャッチミス。交代で入っていた宮吉がすかさず詰めてゴール。最悪の取られ方です。 ますます勢いに乗る京都は、中村太のシュートがバーを叩くなど鹿島にとっては大ピンチの連続。何度か押し返すこともあったが、小笠原の空振りとか、マルキーニョスが決定機を決められないとか、今季を象徴する止まりっぷり。セカンドボールも取られまくりで、余裕はどこにも感じられませんでした。 動きの悪い小笠原を遠藤に、マルキーニョスを大迫に代えて運動量を上げようとするも、後半アディショナルタイムには、鹿島の右サイドを抉った中村太の鋭いシュートがわずかにゴール右に逸れて辛くも難を逃れる。やっとの思いでタイムアップ、いつ決められてもおかしくなかった。 まあ、リーグも終盤だし順位やACLの関係もあり、勝ち点3が全て。内容はともかく勝てたことが一番よかったです。 試合後のインタビューは決勝点を挙げたフェリペ。本人は「慣れてきたので来年はもっとやれます」みたいなこ...

広州アジア大会決勝UAE戦

おめでとう!今大会初優勝です。ずっと苦しい試合が続いていて、決勝も同じような展開でしたが、耐えに耐えてワンチャンスをモノにした。素晴らしい忍耐力、集中力、勝負強さです。素晴らしい! 反対側の山からは北朝鮮か韓国が上がってくると思ってたんですがUAEでしたね。北朝鮮か韓国だったらもっとアウェー感があっただろうし、その点ではよかったかもしれない。 ポゼッションは6対4くらいでUAE。ロングボールを蹴り込んで前線でキープという嫌らしい攻撃を繰り返され、精神的に疲労するような時間帯が長かったですが、気持ちを切らさなかった。前半、セットプレーから危ない場面を3度ほど安藤が凌ぎ、後半は奇跡的にバーに救われた。 シュートがバーに当たり、その跳ね返りがGKの足に当たり、それがまたバーに。そのあと子犬が飼い主の元に帰って来るように、スルッと安藤の腕の中に。これが分岐点でしたかね。 正直、内容はあまりよくはなかった。決勝だけ観た人は、「足止まってるがな」って思っただろうが、ここまで日程が詰まるとどうしようもない。中1日だし。 持ち味のシュートパスをつなぐ攻撃も、体が動いてないのでチャンスにならない。今まで起点になっていた山崎もキレを欠き、ボールを取られることが多かった。それでも永井とともに前線で最後までボールを追っていたし、気力だけで頑張っていた。 チャンスらしいチャンスは得点したシーンと、そのあとUAEが前がかりになってカウンターが決まりかけた2本くらいですかね。高さでも相手に分があるので、攻守ともに苦戦していた。セカンドボールも拾われまくりでしたが、最後のところを体を張って止めていました。 永井は大会得点王ですね。一瞬のスピードと、決定力、最後までボールを追いかける体力は、このまま成長してくれると楽しみなFWとなりそうです。(鹿島には来ないけど)。山村も統率力があるし、気の効いたパスも出せる。CBとしてではなく、ボランチとして育ってくれると面白そうです。 その他の選手もそれぞれに特徴があり、全員がMVP級の働きをしていました。全員で勝ち取った金メダルといえましょう。初戦の中国に3-0で勝ったことが大きかったです。本当におめでとう。観ていて面白かったですよ。 (以下、個人的まとめ) 【会場】天河スタジアム 【主審】コバレンコ(ウズベキスタン)/19:00(現地時間)KickOff U...

2010第32節磐田戦(ホーム)その2

磐田にはあんまり苦手なイメージなかったんだけど・・。ソッコー2点取られたことで、大きなアドアンテージを取られてしまった。あれだけしっかり守られると、それを崩す力は今の鹿島にはないんですよ。 動きはやっぱり重く、休み明けのマルキーニョスが元気に見えた。前線では興梠、野沢は消えていることが多い。フェリペは守備にも走り回っているけど、それだけと言えばそれだけ。疲労からか長所である鬼プレスも弱くなっていて、フィジカルは相変わらずホントに弱い。 ジウトンのマイナスは織り込み済みといえ、ああもパスが通せないと厳しい。全部のプレーが雑だし。そろそろ我慢も限界かな。 小笠原も体が動いてないしパスも精度が悪い。交代で入った遠藤もいい面もあるんだが、後ろに下げることが多くてテンポもよくない。佐々木はあのワンチャンスを決められるようにならないと。 もっとも、これは入っていたよう思う。悔しいのでリプレーでひとコマずつ送ってみたが、まずハンドにも見えるし、この時点でラインを割っているようにも見える。 そして、佐々木のシュートをクリアした磐田DFの蹴り足は、ゴールラインの向こう側にあった。ということは当たった瞬間、ボールはゴールインだったわけで得点だろう。まあ、あれを完璧に見抜けというのは無理な話だが、わざわざあそこに蹴らなくてもねえ・・。(意見書を提出するみたいです)。 大迫もそうだけど、ああいうわずかのところを通せるかどうかってのがストライカーの資質なんだろうが。 勝った磐田を称えるのは勿論だが、それ以上に自滅という感じもなくはない。集中力を欠いた立ち上がりの2失点により、自ら重い展開を作り出してしまったのが最大の敗因。 DF陣には「年間総失点の記録を作る」とか目標があったみたいなのだが、そうとは思えないほど簡単に点を取られてしまった。体を張っていた磐田DF陣とは気持ちが違った。 ちなみに、記録更新には29点がリミットだそうで、あと2試合、1点も取られたらダメみたい。せめてそれを拠り所にして、もう一度守備から奮起して貰いたい。 攻撃はマルキーニョス頼みというのが抜け出せていない。もっとアイデアを出していかないと・・言い方を変えるともっと遊び心を持って臨まないと、この悪い流れからは抜け出せないように思う。 残り2試合、ACL圏のプレッシャーもあるが、伸び伸びしたプレーを見せて欲しい。

2010第32節磐田戦(ホーム)

中2日の日程だけでなく、モチベーションの持ち方が難しい一戦で、立ち上がりからフワッとした感じでどうにもよくない感じでした。 ジウトンのパスミスから鹿島の左サイドを突破され、那須のクロスに真ん中がポッカリ空き、するっと入り込んで来た前田が難なくヘッドで決めて電光石火の先制点。 鹿島のエンジンはまだかからず、今度は右サイドを前田のタメから山本脩にパスが渡り、深々と抉られてクロス。これも真ん中にフォローがなく、飛び込んで来たジウシーニョが左足で合わせて追加点。シュート2本で2点取られました。 この辺りからようやく試合への気持ちが見え始め、磐田が引き気味になったのもあろうが、ボールを持つことも多くなった。しかし、完全にラインを作って守る磐田を崩せず、前線ではマルキーニョスが一人で奮戦。得点の匂いがするのはマルキーニョスが持った時くらいだった。 正直、興梠はドロ沼にハマっている。持ち味であるスピードでDFを振り切れればいいが、ピッタリつかれて手も足も出ず。交代で出た大迫の方が楽しみがあった。 無抵抗のまま終わるかと思えた前半終了間際、野沢の左CKをニアに飛び込んだ岩政がヘッドを叩き込んで1点を返す。これで何とか試合の形を保ったようなものだ。 後半、小笠原を前目に出して攻撃を厚くするが、いまいち冴えがなくやっぱり崩せない。ジウトンのパスミス、突破力のなさ、右足シュートの絶望的なまでの精度のなさ。 それでもゴールに迫るシーンは幾度かあった。遠藤の浮きパスに抜け出した興梠がトラップしてシュートもヒットせずや、大迫のパスからマルキーニョスの突破、シュートも角度なくワク外。マルキーニョスのヘッドを川口がファインセーブ、こぼれを大迫がシュートもまたしても川口など。岩政がGKとの1対1を決められなかったのもあった。 最大の場面はCKの流れから佐々木が押し込もうとしたボールが、ラインの後ろに守っていた選手に弾き出されてノーゴールのところ。ライン上を通過しているようにも見えるんだが・・。 磐田の選手が体を張っていたのもあるが、なんていうかわざわざ鹿島が真正面にシュートを打っていたみたいになっていた。決定力のなさが浮き彫りですね。まあ、ワク外に飛んでいくジウトンよりかは可能性はあるんだけども。 22本もシュートを打って1点しか取れず、結局試合は1-2のまま終了。ガンバにも抜かれて3位転落です。い...

広州アジア大会準決勝イラン戦

皆さん、あまりU21には興味がないようで、そういえば先日一緒に神戸に行った京都サポの友人も、決勝だったら観るかもって言ってたくらいです。まあでも一応、アップしときます。 今大会初失点、しかも相手が強豪ということもあり、そのままガクッといってしまうかと思われたが崩れることなくむしろ日本ペース。イランもそれほど球際が厳しくなく、永井の突破に連いて来れない感じでした。水沼も1点取っていたこともあって、落ち着いて決めました。東もあんなに緩いボールをよくスルーしたな。 後半もやや日本ペースで進み、山村の縦パスから永井が一人で突破して得点。今大会5ゴール目で大会得点王も見えてきた。怪我を抱えているみたいですが、次の試合でも活躍して貰いたいものです。 山村も効いてます。パスもうまいしゲームをコントロールする力も持っている。鹿島もこの選手は是非、獲らねばなりませんよ。 試合の方は勝ち越してから危ないシーンがいくつもあった。後半25分過ぎから足も止まり、イランのロングパスが日本DFの裏に通って、完全に抜け出されてゴールを決められたシーンがあった。しかし、判定はオフサイド。スローで見てもオンサイドっぽい感じだったが、アウェーなのにかなり救われた判定でした。 その後も相手シュートがポストに当たったり、DFが裏を取られたり、ミドルがギリギリ枠の外だったり。この頃から相手の当たりも厳しくなってきたし、よく守り切れましたね。 アディショナルタイム4分で、93分くらいに取った相手PA前でのセットプレーを、コーナーに出して時間稼ぎに使うのではなく、ゴールを狙いにいくのはどうなんだろう・・。得点すれば勝負アリだが、カウンターで失点したら悔やみ切れないと思うんだが。 なんにせよ試合は2-1で終了し、見事決勝に進出です。明後日に韓国かアラブとの対戦。女子は北朝鮮を1-0で破って優勝を決めてます。「ブーイングには慣れっこ」と選手たちは言う。男子も続きましょう。 (以下、個人的まとめ) 【会場】超秀山スタジアム 【主審】タンハイ(中国)/KickOff日本 【スタメン】 安藤 実藤 鈴木 薗田 比嘉 山村 山口 東 水沼 山崎 永井 【交代】 東→75當間 永井→83富山 水沼→90+1鎌田 【得点経過】 前半06分 後方からのロングパスが右サイドに渡り、ワンタッチで折り返されたボールにアフシンが合わせてゴ...

日程詰まってます(他、色々)

神戸戦その2をちょっとだけ追加すると、生で観たジウトンはやっぱりジウトン。パスミスも多くて、ボール持ってもチャンスの匂いがなかった。ただ、そんなに守備は崩れてなかったかな。ロングスローは想像していたよりも飛んでなかった。 大迫の得点したいという気持ちは見えました。が、興梠はホントに得点したって気持ちがあるのかな。PAに侵入しても角度の浅いところではシュートを打たない。ニアの上をズドンといくくらいのワザを見せて貰いたいものだが・・。あるいはその気持ちだけでも。 選手交代はあれでいいのだろうか。本山の投入がアディショナルタイムに入ってからって・・。ワンプレーで何をせよというのか。 神戸側では北本の奮闘が光ってました。絶対にゴールは割らせないという気迫もあり、空中戦でも完封。和田監督にも気持ちの部分を言われてましたが、自分にも鹿島の方がやはり気持ちで負けていたように見えました。全然ボールに対しても執着心とかなかったし。あれでは勝てんよ。0-0の引き分けは妥当な結果だったかと。 いつもなら31節のまとめも記事にしますが、明日も試合なので今回はパス。優勝は名古屋に決まっちゃったので、悲しいことにもう上を見ることも出来ません。2位を守ることが今の使命です。それを思えば一番上に立ってます。 ACL権利の3位以内を考えると実質6位清水の勝ち点差5のところまでかな。(一応、広島、横浜Mまでは可能性あり)。5チームで2つのイスを賭けた戦いの始まりです。 明日は磐田戦。両者出場停止者はなし。怪我人は鹿島はマルキーニョス、磐田は両サイドバックの駒野、パクといったところか。 鹿島のスタメンは基本的に神戸戦と変わらないと思います。まさかここでいきなり「世代交代」とかはしないと思いますが・・。でも、自分の中ではワントップはあまり機能しているように見えないので、素直に興梠、大迫の2トップが希望です。あと、とにかく動ける選手を。 磐田では勿論、前田とジウシーニョに注意。鹿島でやってくれそうなのは・・もう思いつかないよ・・。誰でもいいからやってくれ。

2010第31節神戸戦(アウェー)(現地観戦)

更新遅くなりましたが・・何から書いていいものか。録画を確認する元気もないので、現地での感想でまとめます。違っていた部分があったらゴメンナサイ。 大久保は出場しなかったけど、鹿島もマルキーニョスが出れず。両者決め手に欠く形となりました。 鹿島は後半開始GKとの1対1のビッグチャンスを、興梠が外したことが全て。練習中からシュートを外していたので嫌な気はしてましたが、ここも外しちゃうんですね。「責任を感じる」とは興梠のコメントだが、うん、責任は感じて欲しい。でないと背中の13番が泣く。 遠藤もシュートを打つが決められず、いいパスもあったが、ミスばっかりという印象の方が強い。ここで潰されてボールを奪われることが多数あり、視野も狭くて新井場のオーバーラップを無駄にすることもしばしば。若いんだからせめて運動量で周りを助けてくれなければ。 フェリペは頑張ってますが、ブラジル人とは思えないあのひょろっとしたシュートは盛り上がれない。中盤も中2日の影響で動きが重く、後半からは観てわかるくらい足もバッタリ。全体的にまったりとした感じで、一緒に行った京都サポの友人は一度も声を上げることなく、必死に睡魔と戦ってました。結局両チームの得点もなかったし。 神戸のチャンスは前半開始CKから北本のヘディング、小川へのスルーパスが通らなかったの、後半新井場がブチ抜かれてのポポのシュートが左に外れたの、アディショナルタイム誰かはわからなかったけどミドルを曽ヶ端がセービングしたやつの4つかな。 バック自由席の鹿島寄りで観戦していたのですが、何故か前後左右を神戸サポに囲まれてしまいまして、局地的に超アウェーな感じでした。その周りの神戸サポもほとんど声援を送ることなく、ほわっとした感じで観戦してました。両ゴール裏の応援は大音量でしっかりしてましたよ、勿論。 バック側は太陽の光が眩しくて観戦しづらかったが、ちょうど太陽が屋根に隠れた頃にタイムアップ。同じ頃、遠い地では名古屋が湘南を下して優勝が確定。日が落ち始め、人の姿も少なくなったスタジアムの寂寥感は、小学生時代、くたくたになるまで遊んで、「ああ1日が終わったな」とか思ったあの感覚を思い出させた。 ああ、リーグも終わったんだな。 「勝つためにはチームを再建しないと」とオリヴェイラ監督が話してます。それは大事。だけど、まずACL権利の3位以内は死守せねば。気持...

アウェー神戸戦参戦

ホームズスタジアムに参戦します。過去2年はともに大久保にゴールを決められて2-1、0-1と1勝1敗。まさに天敵なんですが、神戸のオフィシャルを見ると左下腿(ふくらはぎ))肉離れで全治まで6週間とか。 人の怪我を喜ぶわけにはいきませんが、本音を言えば鹿島にとっては追い風です。それだけ(鹿島には)嫌な選手ということなんですけどね。 それでもボッティが絶好調のようで、ポポ、パクら助っ人も調子よさそう。残留もかかっていてモチベーションも高いので、ひと筋縄ではいかない相手です。DFでは北本に頑張られているイメージがあるので、速さで勝負出来る興梠に期待。 天皇杯のダイジェストを観ましたが、フェリペからのクロスをバーに当てたやつとか、遠藤のシュートのこぼれを詰められなかったやつとか、決めてくれなきゃ困るシーンはいくつかありました。FWに一番求められるのはやっぱり得点。しっかり決めておくれよ。 失点シーンも確認しましたが、あれはDFとの連携というよりはほぼ岩政の単純ミスのような・・。しっかりせい。神戸に引きこもられると厄介なんで、出来ればゼロに抑えたいところなもので。 日程的にも鹿島は中2日。しかもアウェー。中田、小笠原を半分ずつ温存したとはいえ、フィジカルが落ちるとパフォーマンス低下に直結しますからね。選手交代も含めて監督の手腕でフォローして欲しい。マルキーニョスは出れるのかなあ。 スタメンの予想もわかりません。怪我明けのフェリペは出来れば使わない方がいい気もするんですが、監督の信頼は大きいようですからね・・。もっとも本山もそんなにデキがいいわけではないので、どっちがいいってこともなさそうですが。 とにかく引き分けも許されない試合。遅過ぎる(近年の前残り競馬を見ているようだ)ミスタークライマックス野沢の華麗なテクニックで勝利を演出して貰いたい。 ちなみに、今まではメインアウェー側の指定席でしたが、今回はA価格で値段も高かったのでバック自由席にしてみました。どのくらいの観客数になるのかわかりませんが、ゆったり観たい派なので多過ぎないくらいがいいです。チケット販売状況を見ているとそんなに多くもなさそうですが、鹿島は優勝、神戸は残留がかかってますからね。どっちにせよ、熱い試合にはなりそうです。 (観戦後、ゆっくり帰る予定なので試合レポは多分明日になると思います)

天皇杯4回戦セレッソ大阪戦(音声のみ)

やっぱり関西地方ではテレビ放送がなく、ライブアントラ-ズでの応援。音声のみの感想なので、なんとなくイメージは沸きますが、多分、ちょっとの想像が入ってます。 小笠原、マルキーニョスを温存して(怪我?)興梠のワントップでのスタメン。フェリペが復帰しました。序盤、鹿島のポゼッションが高く、聞こえてくるのは新井場とフェリペの名前が多い。で、フェリペはミスとか取られたとかよく言われてました。 聞いている限りでは攻めっ放しでいい感じ。前半17分にFKを得て野沢がキック。これがセレッソ茂庭の頭に当たってオウンゴールでの先制となりました。得点ならとにかく何でもいいです。ジウトンは相変わらずカードを貰ってますね。次は出場停止かな。 野沢のキックの精度はよさげで、遠藤も積極的に攻めているみたい。しかし、次第にセレッソも前に出て来たのか守備陣の名前が挙がることが多くなってくる。それでもセレッソのミスが多くまたも鹿島ペースに。 フェリペのパスから興梠のシュートがポストとか、青木の突破が羽田にイエローで止められたとか惜しいシーンもあるなかで、フェリペがPAすぐ外で倒されてFK。野沢が蹴り、実況いわく「誰にも触らせないビューティフルゴール」で追加点。エンジン全開と思っていいのかな。 後半開始から中田に代えて小笠原。ペースはセレッソ。曽ヶ端の名前が呼ばれることが多くなり、危ないシーンもちらほらと。フェリペが守備に奔走していたみたいで、こういうところは有難いんですがねえ・・。パスも通してるみたいですが、受け手が何とか出来なかった様子。 実況は勿論鹿島主体で放送しているので、失点してしまってもふわっとした感じで「ワクの中に行ってしまった~」みたいなのだったので、「え、ホント?」というくらいの感覚でした。まあ、どっちにしろ失点なんですが。DFと曽ヶ端の連携がうまくいかなかったという説明です。 更にピンチが続く。鹿島は遠藤に代えて大岩を投入し、完全に逃げ切り態勢。聞いているだけなので、想像だと猛攻を受けている感じだったものでヒヤヒヤでした。しかし、なんとか2-1のまま試合終了。よかった、よかった。 テレビで観るより集中力が必要で、90分聞くとくたくたですね・・。試合自体も危なかったみたいですが、なんにせよ勝ち上がれてホッとしてます。勿論、優勝しましょう。 次はちゃんと放送して下さいねNHKさん。 (以下...

2010第30節川崎戦(アウェー)その2

ワントップで起用されたマルキーニョスだが、中盤まで下がって来るのでトップがいない状態になることがしばしば。本田圭のいない岡田ジャパンのようにゼロトップになることもあって、なかなか攻撃の形にはならなかった。 それでも鋭いシュートを放つなどFWとしての役割を果たし、勝ち越してからはDFにプレスをかけてロングフィードさせない仕事もしっかりこなしてました。太もも(?)を気にして交代したので、長引かなければいいのですが。水曜には天皇杯もあり、これから日程が過密になるので怪我は避けたいところ。 本山は今の状態を考えるとあれが精一杯かな。時折得点に直結しそうなパスも出せるし、いてくれるのは有難いのだけど、動きも重くてプレスもかかりにくい。もうちょっと回復しないと難しい。 小笠原は前節調子がよくないように見えたが今回はいい意味でフツー。攻守ともに無難にこなし、うまくゲームをコントロールしてました。ゴールも決めたしね。試合後のインタビューでは相手が名波氏ということもあってか、珍しく冗談まで飛び出してました。 中田は要所で効いている。ゴールシーンでもそうだけど、ここぞというところでの存在感は抜群だった。MVPは野沢と迷ったけど試合の流れを変える一発を打てたということで。 遠藤は攻撃面ではいい部分を出せてました。ミドルも打てるし、ドルブルで前にも行ける。ただ、まだ気持ちが入り切れていないのか、後ろ向きのパスが多くてそのあたりは不満。守備ではフォローも遅く、貢献度は低い。まあ、フェリペの頑張りようが目立つからなんだけども。それでも今は勝ち切るために攻撃力が必要で、遠藤の方を支持したい。 新井場、岩政はいつも通り。曽ヶ端もキックミスが散見されたが普通。伊野波は読みとか体の張り方とか集中して守っていたのだが、フィードだけは悪かった。もうちょっと精度が高かったと思うんだけど、どうも前線につながらず、後ろからガラリと展開を変えるパスというのが供給出来ていない。ボールを取られてカウンターも受け易くなるし要注意。 野沢はよくなっている。何よりよく走れている。前でボールを追う姿も見られるようになったし、これから期待出来るかな。(遅過ぎだけど)。 ジウトンは酷かったね。攻撃されてばっかりでフラストレーションも溜まってたのかな。パスも雑だったし、むしろここを交代させた方が・・と思わなくもなかったが、パワープ...

2010第30節川崎戦(アウェー)

鬼門だった等々力での逆転勝利。完勝という感じではなかったですが、鹿島らしい試合運びでの勝利。久々にこういう勝ち方が出来て気持ちいいです。 スタメンは本山トップ下の4-2-3-1になりました。この形は成功したのと失敗したのと半々だったので個人的には微妙でしたが・・。試合に入るとマルキーニョスが下がってくるので、代わりに本山がトップに入るような形でした。やはり、あまり機能しているようには見えません。 川崎の攻撃ではジウトンのサイドを完全に狙われ、遠藤のフォローもなかったのでサクサク突破されてました。あまりもザル守備で、今までも目をつむってきたけどさすがにあそこまでやられると言葉もない。 楠神のフェイントに簡単に引っかかってフリーでセンタリングを上げられると、中で矢島がボレーで合わせて一度はバーに救われるも、ヴィトールの素早い反応と見事なシュートで押し込まれて先制を許す。 サイドを綺麗に抜かれた時点で勝負アリだったが、これ以外にも矢島を捕まえ切れていない場面が多かった。DFの裏に入り込まれてシュートを打たれたのは一度や二度ではなく、個人的なイメージとしては大島(新潟)に近かったけど全然違いましたね。 ジウトンは最悪でした。勝ったからよかったものの引き分けでもしていたら、間違いなく逆MVP。テレビで観る限り有効なパスは1本もなかったし、カットされてカウンターという場面の方が圧倒的に多かった。せめて攻撃で活躍してくれないとマイナスばっかりになってしまう。 等々力で先制されるという嫌な流れのなか、右ナナメ後方でFKを得て野沢がキッカー。怪我の治療を終えて出て来た岩政が真ん中に飛び込んでDFを釣り、ファーで気配を消していた中田が飛び込み左足で合わせてゴール。難しい体勢でしたが、よく押し込みました。 この得点で空気は鹿島のものになった。後半、川崎は岩政と衝突したGK相澤を杉山に交代。結果的にこれが鹿島にラッキーを呼び込んだ。 小笠原のロングパスに野沢が抜け出したプレーに、森がディフェンスに入る。GK杉山も前に出て来たもののタイミングが合わずに交錯。野沢も直前で急ブレーキ。という流れのなか、ボールはGKの股間を抜けてそのままゴールイン。何が起こったのかわからなかったけど、とにかくゴールになったことだけはわかりました。 リプレーで観ると野沢はタッチしていないので小笠原のゴール。絶妙なコ...

何故なんだ天皇杯

来週の水曜に天皇杯4回戦があるので、「そろそろ鹿島の試合も放送されるかな~」と思って調べたところ、テレビ放送のお知らせを発見しました。こちら「サッカー協会」。 鹿島の名前を見つけて、「お、やっと放送されるんだ」と思ったところ、なんだか注釈がついている。 NHK総合(茨城県域のみ *デジタル放送サブチャンネル)。 え! なんで? そもそもサブチャンネルってなんぞや? というわけで調べてみたんだが、いまひとつわからんかった・・。こちらの「NHK千葉放送局」にちょっと説明が載っていますが、ようするにひとつの番組帯でふたつ(以上)放送するってことか。で、茨城県域のみそれをやると。しかもデジタルじゃないと観れないと。 天皇杯はスカパーで放送しないので、なかなか試合を観ることが出来ない。放送する気がないのなら他にやらせてくれってずっとここでも言ってるんですが、よもや地域限定とは。 だいたいね~、まあ、一万歩譲って地域限定でもいいや。だけど鹿島対セレッソなんだよ。セレッソ地元の関西圏も対象にしなきゃいけないんじゃないの? 誰がどういうふうに決めてるのか知らないけど、おかしいよね。 というわけで、またしても観れないようです。これが自分の勘違いで、当日になったら、「あ、観れるやん」ってことになればいいのになあ・・。NHKに苦情の電話でも入れてみようか。

2010第29節のまとめとか柳沢戦力外通告とか

第29節を終えての順位は1位名古屋(勝点60得失点14)、2位鹿島(勝点52得失点19)、3位ガンバ大阪(勝点50得失点15)、4位川崎(勝点49得失点15)、5位セレッソ大阪(勝点48得失点15)、以下、横浜M、清水、広島。ここより下は優勝がなくなりました。ACLの権利もここくらいまでかな。 最近ダイジェストを観ていないので結果のみでまとめますが、ガンバの勢いがなくなってきた感じ。鹿島的にはその方が有難いのだが、名古屋に対するプレッシャーは少し弱まったかな。(もともとあまりないだろうが)。 川崎とセレッソ、横浜Mはちょっと息を吹き返して充分ACL圏内。勝ち点で言えば清水もあるのだが、完全に止まってしまった。監督交代とか契約更新しない選手とか発表されていて、モチベーションも難しいのかもしれない。サイドバックの市川まで放出らしいが、まだまだやれると思うのに。 広島はナビスコを落として逆に本気でACLを狙ってくるのかもしれません。横浜Mは波があるのでどっちなんだかわかりませんね。 鹿島は名古屋に直接勝って勝ち点差を8に縮めております。取りこぼしがなかったらもっと際どいところまでいってたのに・・と思いはするが、今更取り返せないので残り5試合を頑張るしかない。 次節はアウェーで川崎戦。等々力にはいい思いが全然ないが、京都相手に4-3と派手な試合をやってくれたので、少しは乱れてくれると助かる。もし負けてしまうと優勝どころか川崎に勝ち点で並ばれてしまう。いい準備をして貰いたい。 あと、京都に所属している元鹿島FW柳沢が戦力外通告を受けたという記事が報知新聞の月曜づけで載ってました(ネタ古になりますが)。 6000万という年俸がネックとなった模様で、コーチとして残ることを打診されたが、現役にこだわり退団を選んだとのこと。もう城陽のグラウンドでは見れなくなっちゃうんだね。最初、京都に来た頃、誰もそばにいなくて一人で黙々とランニングしていた姿が印象に残っている。 まだ全然やれるとは思うが、確かに6000万は高いかも。まあ、現役にこだわるなら金額にはこだわらず獲ってくれるところに行って頑張って貰いたいですね。

2010第29節名古屋戦(ホーム)その2

マルキーニョスのミドルで勝ったわけだが、やはり得点力のなさは気になる。いつもより球離れのよかったマルキーニョスだが、ゴールを決めた1本を除けばシュート精度は悪く、ここにばかり頼るわけにはいかない。 相方の興梠も悪くはないがよくもない。トラップをハンドと判定されたのが2~3回あったのだが、テレビで観るぶんにはセーフのようにも見えた。特に興梠はこの判定が多く、審判団にマークされているんじゃないかと思うのだが、勿体無いので改善していった方がいいのでは。次節出場停止なので、一度、頭もリフレッシュしたらいいだろう。 野沢は動きやシュート・パスの精度は上がってきたようだ。クライマックス男としてはもういい加減、本領を発揮してくれないと。これから残り試合は野沢の得点で勝つ試合を多く作れないとダメだろう。 遠藤はよく見えた。守備での貢献度で言えばフェリペに軍配が上がるが、攻撃ではドリブルでテンポを変えられるし、シュートも期待出来る。デビューしたての頃のように伸び々びやれたら、もっと力を出せるんじゃないかと思うのだが。フェリペが昨日のようなデキなのだったら、遠藤の方が期待出来る。 中盤では小笠原が懸念材料。ここぞで潰しに行くところはさすがと思うのだが、時間を作ろうとしてプレスにかけられたり、展開をガラリと変える1本のパスというのが出せていない。中田の調子がよさそうなのでカバーは出来ているが、試合を左右することにもなりかねない。退場とか。動きが悪い時は特にそうなることがあるので要注意。 DFラインはパワープレーに持ち込まれると正直不安一杯なのだが、何とか持ちこたえた。実況で言っていたのだが、今年鹿島はセットプレーで1点も取られたことがないとか。自分自身あんまりそういう意識はなかったんだけど・・。これは凄いことだ。出来ればその集中力をパワープレー時にも発揮して貰いたい。 ちなみにジウトンは3枚目のイエローということで、次に貰ったら2回目の出場停止なので確か2試合だったと思う。いなくなって困るのか、そうでもないのかはいなくなってからしかわからない。そのくらいプラスとマイナスが大きい。 名古屋は得点を取られるまでは守備重視で、前線の3人だけ攻撃に残して後は全員で守るという形。ちょうど、ワシントンが浦和にいた頃みたいな感じ。個人的にはこの形は好きではないので評価は低いのだが、勝ち点差を考えると理...

2010第29節名古屋戦(ホーム)

ようやく意地を見せてくれました。勝たねばならない試合で死力を尽くして勝ち切り、優勝の望みもかすかにだが残した。それより何より、首位名古屋に今季2勝は素直に嬉しい。 直前にはフェリペが怪我で遠藤がスタメンという情報もあったのだが、フタを開けてみればフェリペ、野沢がスタメンで本山もサブ。監督はこのメンバーが第一だと考えているのでしょう。 名古屋は引き分けでもいいという考えなのか、攻撃に無理に人数をかけずに守備をしっかりするという戦い方。攻めに出た鹿島の裏を、ケネディの縦パス1本で小川が突く。ジウトンがスライディングで倒したところで笛が鳴り、主審のジャッジはPK。 完全にPA外だったので「ウソ!」と叫んだが、副審がしっかり見ていてくれてFKに変更。ちゃんと聞きにいったところはナイスです。O氏とかだとそのまま押し通す時あるからね・・。もうひとつ突破を図ろうとしたケネディが倒れたプレーにも、ケネディのシュミレーションのジャッジ。これもよく見てました。まあ、それでもオリヴェイラは全体的に気に入らないようでしたが。 前半、鹿島のチャンスは野沢のミドルシュートが楢崎にファインセーブされたのくらい。あれを止めるとはさすが調子いいだけある。野沢もだいぶよくなってきたんだけど、あれを決められないとまだノっていけないだろう。 フェリペのデキは最悪に近かった。全てのプレーが雑で、ジウトンも雑だからまったく攻撃の形にならない。正直、具合が悪いんなら出ないで欲しいと思う。 後半、フェリペに代えて遠藤を投入。リズムが変わって少しはよくなってきたものの、名古屋の守備意識が高くなかなかチャンスを作れない。特に増川とダニルソンがよくて、チャンスを全部潰されていた。 そんななか、楢崎が投げたボールをジウトンが猛ダッシュで奪い取り、虚を突かれた名古屋DFを翻弄して、中で余っていたマルキーニョスにパス。遠めの位置からシュートを打ち、これが楢崎の手をすり抜けてゴール左隅に突き刺さって先制。言い方は悪いけど、全盛期のマルキーニョスの決定力でした。 ジウトンはかなりミスが多くてパスも雑、カードも相変わらず貰うというマイナス点は大きいが、最後まで走れる走力と、得点につながるパスカットとアシストでプラス側の評価。このくらい攻撃面で活躍してくれないと我慢して使う意味ない。 その後、名古屋は怪我明けの闘莉王を投入し、1~2...

キセキのインフレ

リーグは残り6試合で2位鹿島は首位名古屋と勝ち点差11。 「奇跡の大逆転」と言われた2007年は、残り6試合で首位浦和とは勝ち点差10だった。あの時はオリヴェイラが選手に内緒で家族からのビデオレターとか作ってモチベーションを上げたりとか色々なことをやった。まさか本当に逆転出来るとは思ってなかったし、優勝が決まった瞬間、感動で言葉もなかったほどだ。 一度そういうことを味わってしまうと、ヒトはそれ以上のことを求めてしまうものか。 たとえば決死の思いでバンジージャンプをしたとする。しかし、一度やってみてしまうと、次はそれ以上の高さでないと前よりスリルを味わえない、というような。あるいは、とっても美味しい料理を食べたとする。だけど次はそれでは満足出来ず、それ以上のことを求めてしまう。 「奇跡の大逆転」「3連覇」などかつてないことを成し遂げてきた鹿島。とうとうそれじゃ物足りなくなって「残り6試合、勝ち点差11」という壁を自ら用意してしまった。勿論、壁は乗り越えるためにある。 アレだ。ヒーローは必ず最初はピンチに陥るというヤツだ。最後はボロボロになりながら逆転して丸く収まる。 ・・って、ことだったらいいなあ。 自分はそこまでスリルを求めないタイプなので、フツーに勝って、フツーに優勝してくれても全然いいんだけどねえ。

ナビスコ決勝を何となく観る

本当なら鹿島も今日試合をやってなきゃいけなかったんだけどね・・。 鹿島がナビスコのタイトルを獲ったのは2002年。浦和に1-0で勝ってのもの。その後、2003年に浦和に0-4で敗れ、2006年に千葉に0-2で敗れ、以降、決勝の舞台からは遠ざかっている。 昔は若手を育てる大会という色合いもあったけど、今は完全にタイトルのひとつとして各クラブは真剣に獲りに行っている。そのなかで力を示せていないのはちょっと心配。今年はもうどうしようもないんだけど、来年はナビスコもしっかり獲れるようにして欲しいなあ。 今年の決勝は磐田と広島。前も書いたんだけど、やっぱりどっちにも思い入れがなく、今、試合を観ながらこれを書いているのだが、スクリーンセーバーみたいだ・・。 強いて言うなら広島のあのパフォーマンスは見たくないなってとこかな。歓迎派と反対派とどっちが多いんだろうね、アレ。喜ぶのはいいだよ、別に。だけどあそこまでいっちゃうともはや別物。むしろ、ユニフォームを脱いで走り回る方がまだ自然に思えて受け入れられる。(イエローだけど)。 前にガンバだったっけ。相手は浦和だったと思うが、勝った後にアウェーのピッチで輪になって喜んでいたら相手サポが激怒して大問題になったことがあった(この時は火種は他にも色々だったが)。と思う。トリ頭なので詳しいところ間違ってたらゴメンなさい。 広島のパフォーマンスがそこまで至らないのは不思議。逆に言えば相手は冷ややかな目で見てるってことかな。明るく盛り上げるのはいいけど、パフォーマンスやトリックPKとかそんなことじゃなく、別の道を考えた方がいいと思うよ槙野。 お、磐田先制。前田じゃないけど。でも前田は好きなので頑張って欲しいなあ。

2010第28節新潟戦(アウェー)その2

マルキーニョスが復帰したのだが、何故か前線での迫力がなくなった気がしないでもない。もっとも、あれだけガッチリ守られていたらそうなるかもしれないが、相変わらずミドルは打たないし、興梠はいつもの「パスありき」の興梠に戻ってしまっていた。 中央でボールを受ける。そしたら受けて反転してシュートという形が最初からないのね。味方を探して(主にマルキーニョス)ボールを2、3回触ってから出す、というパターンが続く。これじゃ相手も怖いと思わない。 もう少し前に向かう意識があれば、後半、マルキーニョスのセンタリングに届いたかもしれないし、CKが抜けてきたボールを肩に当ててワク外とかなかったかもしれない。これもまずトラップありきで、ヘディングの意識がもうちょっとあれば押し込めたかもしれない。まあ、全部タラレバです。 小笠原、中田は押し上げも効いていてパスも捌けていたし、守備もしっかりしていたと思うが、2失点したことを考慮すると評価を下げざるを得ない。 フェリペは昨日も書いたがいいところなし。野沢も微妙なデキなのでどっちもどっちなのだが、相手のミシェウの方がよく見えた。マルシオ・リシャルデスは別格。毎回、やられているので特に驚きもありませんが。 フェリペのよさがここに至ってもまだ見えてこない。ピースの一部にはなっているがそれだけじゃ勝てない。 岩政、伊野波、曽ヶ端は得点されたところ以外はちゃんとやっていたように見えたんだがね・・。ジウトン、新井場は攻撃に力を割いていたぶん、裏を取られるのは致し方ない。ジウトンはロングスローもよかったし、パスミスは多々あったもののアタックも効いていた。新井場は何といってもあのミドル。ビューティフルだったよ。気持ちも見えたし。 野沢、遠藤は途中出場で自分の持ち味は出せた。大迫はあの1本を決められるようになれば。 新潟側では千葉が印象に残った。確かアンダーでの代表に選ばれていた記憶があるのだが、その時は1対1に弱くてぶっち切られてるイメージが強かった。ポカミスも多かった気がするが、それもなく、この日は特にフィードが冴えていた。崩し切れなかったね。 マルシオ・リシャルデスはもうホント、鹿島とやる時はお休みしといて下さい。噂では浦和が獲得とか言っていたがどうなんだろう。むしろジウトンつながりで鹿島に欲しいくらいだ。 全体的に迫力に欠けてはいたが、勝てる可能性はあった...