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小笠原、健在

川崎戦、悪いことばかりを書いたが、勿論、いい部分もあった。 世代交代のためにも小笠原はサブで、と言っていた頃もあったが、それが間違いだということを示す活躍だった。 柴崎、永木で組んだ時は全然ゲームを作れず、全体のテンポも悪かったが、小笠原が入るだけでチームが引き締まり、一体感が出て来るからさすがと言える。 ゲーム中には通訳を通してファブリシオに指示も出していたようだし、もはや、プレーイングマネージャーとして小笠原が采配まで担当すればいいんじゃないか? ゲーム途中で表示される走行距離のトップ5にはいつも名前が挙がっているし、広く動き回っていることも数字で表れている。 そして、永木が存分に自分らしさを出せていたのが収穫。豊富な運動量で小笠原のこぼしたところを刈りに行き、縦にも運べた。強く当たりに行って潰せてもいたし、案外、この二人のコンビはありなのかと思った。 となると、試合記事にも書いたように柴崎の扱いに困るわけだが・・。柴崎の能力を思えばベンチというのは非常に勿体なく、体調が万全なら使わない手はなく、だとすればやはり現在泣き所の左サイドハーフに入って貰うのがベストかと。 ただ、これまでその形でやった時、ゲーム途中からならうまく回るのに、スタートからだとちぐはぐになってしまうという理由のわからない結果が出ており、単に対戦相手との絡みによるものなのか、気持ちの問題なのか。 そこのあたりをどうにかクリアして、今季、残り数戦はそれをやって貰うのが一番いいかと思われる。少なくともファブリシオに守備を覚えさせるよりかは確実に手堅いはず。中村との比較なら微妙なところになる。 金崎と鈴木の相性も良さそうで、土居がどうにも迷走中なのでトップはこのコンビがいいかと。 遠藤と西の復帰した右サイドもテリズムも良く、息も合っていて効果的に崩せていた。伊東の勢いのあるオーバーラップが好みの人もいるだろうし、自分もそれは好きなのだが、組み立てで言えば西の方が格段に上であり、急所を突くパスも出せる。 二人のコンディションが整えば、右サイドはこれでいけるだろう。 となれば現状のベストスタメンは曽ヶ端(不満あり)、西、昌子、植田(一度試してみてから)、山本、小笠原、永木、柴崎、遠藤、鈴木、金崎。交代が土居、中村、攻撃オンリーでファブリシオ、右サイドに重点を置く伊東と西のダブルサイドバックくらい。 神戸...

意外に川崎戦の評価が悪くないようで

先日の川崎戦、ブロガーさんたちの記事を読んでいると、それほど評価は悪くないようで、ちょっと驚いている。 個人的には鹿島が押しているように見えても、決めるべきところを決められず、守備では簡単にやられ、交代も何のビジョンも見えず、セットプレーもオフサイドで取り消された1本以外は見どころなしと、いつもと変わらないように見えた。 ここ数試合に比べればマシだったことは確かだが、それはマイナスだったのがチャラに近づいただけで、プラスだったかと言えばそうでもない。 セカンドステージに入ってからの課題が一向に解決されておらず、選手の起用法も疑問点が多く、先を見据えた戦いが出来ているのかもわからない。 普段通りの戦い方をする、という石井の理念は立派だとは思うが、2ステージ制でルール上、下剋上があるのならば、そこに照準を合わせて色々と試す策があっただろう。 ファブリシオに今更、守備を求めても無理なのはわかっていたし、ファンソッコは1試合でだいたいどこかで致命的なミスをやらかして失点に直結する。植田はそんなに使えないほどなのか、昌子を無理に使うくらいにモチベーションが落ちてしまっているのか。 手応えはあった、と選手も感じているようなのが、自分には不安で仕方ないのだが、これが自信につながれば吉、驕りにつながれば凶と、まあ、どっちとも取れるから結局、結果論でしか語れないことなのかもしれないが。 しかし、ひとつ忘れてはならないのは、誤審はツキで済まされるが、バー直撃はツキでもなんでもなく細かなところで実力。 昌子のミドルは相手が上回ったと言えるが、ファブリシオと赤崎のは枠に飛ばさなければ意味がない。 極端な話、こぼれ球が自分の足元に転がってくるかも「予測」であり、それは「勘」と言い換えてもいいのだが、やみくもに突っ込んでボールが来たらラッキー、そうじゃなければ知ーらないというのは違うと思う。 ボールの勢いやら選手の配置、それぞれを把握したうえで次にどこにボールが飛んで来るか、それを感じることが出来るのが一流というものではなかろうか。 ツキも実力もうちっていうのは、突き詰めれば、ツキを呼び込んだように見える実力ってことなのだろう。 シュート練習、もっと励んで貰いたいものだ。 あとは審判の技術向上かな。救われた試合もあったし、通算すればイーブンになるのだろうが、出来るなら各試合イーブンであるのが理...

2016(2)第16節川崎(ホーム)戦

川崎がタイトルへのプレッシャーなのかガチガチで、思いのほか、見た目はいい試合になった。これを評価するのはそれはそれでいいと思うが、個人的な見方からすれば一番嫌なダメージの残る試合になった。 内容的には鹿島が押しまくり、「試合には負けたが勝負には勝った」みたいな捉え方が出来るかもしれないが、鹿島は決定機をことごとく外し、川崎はワンチャンスをモノにして先制点を奪った。 カウンターで最後、森本が外して満点とはいかなかっただろうが、手堅く守って攻撃はひと刺しという得意のスタイルで勝ち切り、途中ミスが多発しながらも結果を出した川崎が完勝。 普通にやって普通に負ける。予想と違ったのは、モチベーションの差がそれほどなかったくらいで、逆にこの負け方はチャンピオンシップで当たる時に嫌な空気を生んでしまうような気がする。 スタメンは怪我の土居、柴崎を下げたのは当然として、ファブリシオとファンソッコのスタメンは腑に落ちず、曽ヶ端もいい加減諦めてくれないかなと思う。 ファブリシオは1本バー直撃のミドルを打ったが、それだけ。課題の守備の部分で、完全にエウシーニョに裏を取られて失点を許した。 あの場面、山本がファブリシオにマークの指示を出してから前にアタックに行ってギャップが出来たが、山本のその判断も軽率だったように感じるし、曽ヶ端ももっと詰められたと思う。ファンソッコの森本への対応にも隙があった。 相手のキーパー新井がビッグセーブ連発なのに曽ヶ端があっさりと決められ、失点シーンはフリーになっていたとはいえ、ポジショニングでどうにかならなかったのか。キックの精度も酷く、見ていられない。 攻撃面で言えば、セットプレーでファンソッコのヘッドがオフサイドで取り返されたシーンはオンサイドに見えた。気になって試合後にリプレイで確かめてみれば、川崎の壁の手前から2番目の選手がラインに残っていて、やはりオンサイド。 残念ながらサッカーにはリプレー検証が導入されていないので誤審がそのまま適用。線審の位置からでは選手が重なっているので見えにくく、誤審とまでは言えないのかもしれないがツキがない。 そう言えば川崎戦は小林のオフサイドゴールも認められたことがあり、貸しが2つになった。借りは覚えていない。取り立てぶんだけいつか清算して貰おう。 鈴木が後ろから倒されたシーンは、PKと言えなくもないが、あれでPKを貰ってい...

川崎(ホーム)戦、展望・・といっても自分の中では消化試合なのだが

自分にとっては消化試合の位置づけになっているので、「いかなる場合も勝ちに行く」と考えておられる方はスルーすることをオススメします。 川崎にとっては年間首位がかかっている試合だが、鹿島は大敗さえしなければ年間3位が確定している状況で、モチベーションの差は埋まりようはずがない。 加えてチームの状態も悪く、ここで「チャンピオンシップの前哨戦」などと意気込んでまともにぶつかっても勝てるとは思えず、下手にボコられて苦手意識を植えつけられるのは得策ではないと考える。 逃げるは恥だが役に立つ、と可愛いガッキーが主演のドラマもマイブームではあることだし、のらりくらりと川崎のやる気を削ぎ、チャンピオンシップに備えての布石を打っておくのがベターかと。 やり方は色々あるだろうが、まずはメンバーを変更して戦い方も変える。プレッシャーをわざと弱くして戦いながら、それでいて決定打を打たせない。という感じにやれたら充分。 嫌な感じだな、あるいは前の記事にも書いたように、「楽勝!」と思わせて油断させる、ということが出来れば勝ち負けも重要ではないと思っており、チャンピオンシップでその印象を覆す戦い方を出来れば大事な一戦を取ることが出来るかも。 ・・と、孫子も言っていたようないないような。戦記ものでは主人公側がこういうことやって逆転勝利を収めるのだが、あれ、ラノベの読み過ぎですか? まあ、策士、策に溺れるということもあるので、交代枠さえまともに使えないような監督が、そんな腹芸が出来るわけないだろうが。 多分、普通にやって普通に負けそうだな。 せめて、コンディションの整っていない選手が調子を上げられれば上出来で、バラバラなままの連携が少しでも整えばオッケーオッケー。怪我人を無理使いするのはご法度。 年間順位が上がる可能性があるのならともかく、今はそうではない。大事なのはどの試合か、重々と、見極めて戦って欲しい。 残念ながら、王道で勝ち続けられるほど、今の鹿島は完成していない。配られたカードで勝負する、というのも立派な戦い方。カイオが抜けたらハイ終わり、というままで終わって貰いたくない。 そう言えば、浦和は選手間ドラフトによる紅白戦を行ったとかで、そういう発想があることも斬新だし、受け入れられる土壌があるというのも、選手間・監督との関係も良好であるということの証だろう。「アイツ、イラナイ」ってことにならな...

残り2戦で順位はこうなった、どう戦う?

でろでろでろでろでろ・・・・でろん! 年間順位は浦和勝ち点70、得失点差32、2位川崎69(29)、3位鹿島59(21)、4位大宮53(5)。 セカンドステージ順位は浦和37(22)、2位川崎31(11)、3位神戸29(11)。 セカンドステージ優勝は浦和は川崎のどちらかに絞られ、チャンピオンシップに出場してくるチームが増えなくて助かる。得失点差があるのでおそらく浦和に決まるだろう。 問題の年間順位の方も、3位鹿島は4位大宮との勝ち点差6で、並ばれる可能性はあるが、得失点差が16あり、普通に考えて追いつかれることはない。 万が一、次の川崎戦でボコられて急激に詰められでもしたら、最終節は亀の子になって引きこもることもありかと考える。 それにしてもファーストの貯金がここまで大きなものだったとは。そして、セカンドの凋落っぷりも目を見張るものがある。 監督交代は劇薬だがもはや手遅れなので推奨しないが、こうなったらこの順位差を活かして、やれるべきことをやってみればと思う。 たとえば、の話。 残り2戦は川崎と神戸で、川崎はチャンピオンシップで対戦予定(川崎が年間優勝したら相手は浦和だが)、神戸は天皇杯で対戦予定。 レギュラーを下げて手の内を温存し、「こいつら弱ぇーな」と思わせるくらい油断させるというのは? まあ、そういう手段が許されるかどうか(ベストメンバー規定はもうなかったっけ)わからないが、いわゆる肉を切らせて骨を断つという作戦。年間順位も2位を狙えなくなったことだし、先の2戦に照準を定めて戦うのも手だと思う。 もっとも、普通にやって「弱ぇー!」ってなる可能性も凄く高いのだが。 ともかく、だらだらとやってだらだらと負けるより、一発ここぞという意地を見せて貰いたいものだ。 残り2戦を勝って、チャンピオンシップと天皇杯で負けるという逆パターンは避けて頂きたい。

ちょっとだけFC東京(アウェー)戦を振り返る

強くなる者というのは負けた試合から何かしら学ぶものだが、これほど同じやられ方をしているのも悲しい話。 試合後のインタビューで石井は「先に点を取られたのが痛かった」と振り返っていたが、FC東京が頭からプレスをかけてくることは、スカウティングがちゃんとしていれば予想出来たことで、失策と言えば失策。 素人がテレビ越しでもわかるくらいにDFラインがバラバラで、1本目の河野のシュートは曽ヶ端が防いだが、あの時点でもっと気を引き締めるべきだった。 ピッチに小笠原がいればそれが出来たのかもしれないが、リーダー不在のまま何となくプレーしている感じであり、その流れのままやられた。 昌子が「バラバラだった」とコメントしていたが、まさに今のチーム状態そのもの。タイに行って少しはマシになるのかと思いきや、「中断明けは動きが悪い」という鹿島あるあるを実践しただけで、いいところがひとつもなし。 パスも全然つながらなかったし、連携も取れておらず、各自が右往左往していただけの印象。 どこから手をつけていいのかもうさっぱりわからないが、相性だけで勝てていたFC東京に完敗だったのは不思議でもなんでもない。 まずは当たり前だが気持ち。球際で弱いし、動けてもいない。ボールに対する執着心が鈴木しか持っていない。あの金崎でさえ淡泊に見えるのだから、うまくいっていないのだなと思う。 来年のことはさておき、今年は小笠原に全部丸投げでやって貰うしかないかなあと、そう思い知らされる負け方だったように感じられた。 で、昌子がガンバにロックオンされたとか・・。

鹿島が神戸のペドロ・ジュニオールに正式オファーとか

初耳だったのだが、鹿島は神戸のペドロ・ジュニオール(29)に正式オファーを出しているそうで、移籍が濃厚らしい。 昨年のブエノといい、鹿島とのホットラインが開通したのだろうか? 報道で「濃厚」とある時はたいがい決まるし、一応、これで来季の攻撃陣の補強は一歩目処が立ったということか。 枠の問題は拡大されていて問題なさそうだし、資金もファブリシオ(勝手に解雇予定)でどれだけぼられたか知らないが、カイオのぶんが残っているはずで、なんとかやりくり出来るだろう。 とはいえ、金崎のこのところの不調具合を観ていると、気持ちが入っていないのか、来季も石井が続投となれば移籍してしまうように思う。土居も輝きが消えてしまっているし。 赤崎は個人的には期待がかけられず、本人のためにも移籍した方がいいと思っているので勘定には入っておらず、だとすればちょっとばかり足りなくなる計算。 豊川が戻って来てくれれば形は整いそうだが、まだまだ色々と補強の必要はありそうだ。 一番の補強は監督の交代だという話もあるのだが・・。 ところでファンソッコはどうするつもりなんだろう。アジア枠とはいえ、今はオーストラリアの選手を使う方がメリットがあるし、お値段もお高め、年齢的なものもある。ブエノを残すならば退団という方向性だと思うのだが、だとすれば試合記事にも書いたように、今使う必要があるかどうか。このへんが不透明。 今年は11月3日にリーグが終わるということで、補強の話も早めに出ている。鹿島は柴崎の移籍話がすっかり聞かなくなり、金崎以外はそんなに心配はないし、獲られる外国人もいないので(いませんよね)気にならないが、引き抜かれる方はヤキモキするシーズンになったかな。 浦和は新潟のラファエル・シルバが決定的だそうだが、ズラタンどうすんだ? なんともまあ贅沢なクラブだなと改めて思うなあ。

2016(2)第15節FC東京(アウェー)戦

内容も充実させて勝って欲しいだなんて、とんでもない高望みだった。想像以上の完敗。 カイオが抜けて以降、まともに戦えた記憶がなく、自分のブログで調べたところ、スコア上では完勝の試合はいくつかあるが、中身まで伴って勝ったのは4-2で勝った広島戦くらい。それにしたってたまたま点を取ったタイミングが良かっただけ、と自分で書いており、押し切って勝ったものではない。 もはやツッコミどころが多過ぎて、何から言えばいいのやら。 印象に残った順に書いていくとして、まずはファブリシオが酷い。 スタメン抜擢で、ならばタイで連携を深めたのかと思いきやそんなこともなく、位置取りも中途半端だし、キレも悪い。 特に酷いと思ったのはボールへの執着心で、一回かわされるともう追うのをやめてしまう。相手は一回切り返せば済むのだからこれほど楽なことはない。 失点シーンもハイッて小学生ばりに元気良く手を挙げていたが、勝手にオフサイドと判断したのか河野についていかず。何を思っての起用だったのか、そもそもこんな外れをよく掴まされたな。よほどジネイに頭を下げて再契約して貰った方が良かった。おそらく金銭的にも。 ファブリシオの愚痴を続ければ記事が長くなるので切るとして、休み明けの遠藤もたいがいだった。ボールがまったく収まらず、動きも悪い。この2人が同時スタメンなら、FC東京にゲームを支配されるのも当たり前。 スタッフは選手のフィジカルコンディションをどこまで把握出来ているのか。 コンタクトに対してファウルを取らない榎本主審のジャッジにも鹿島側は対応し切れず、土居も簡単に倒されてはボールを奪われた。失点シーンは多分土居(もしくは金崎)がボールを取られたところから始まっており、そこは仕方ないと割り切るにしても、だったら次からはもっと強く当たりに行ってもいい。 土居は判断も遅く、収まりも悪く、トップに推していたのが恥ずかしくなるくらいの出来栄えで、赤崎だったとしても変わらなかったろうが、どうにもならなかった。 柴崎、永木のボランチコンビは相変わらずゲームを作ることが出来ず、永木はこねているうちに寄せられて取られる場面が目立ち、小笠原の存在がここに来て大きくなっている。いつになったら世代交代出来るのか。 そして、曽ヶ端。1失点目は河野の技ありとも言えるが、2失点目はあのくらいのボールはファンブルせずに抑え込んで欲しい。キャ...

トリック・オア・トレード

かぼちゃ祭りの時期が近づいて来た。自分らの時代にはなかった文化なので、良いも悪いもないが、なんでも取り入れる日本ならではという感じはする。本来はちゃんとした由来のあるものなのだが、まあ、周りに迷惑をかけなければいいんじゃないだろうか。 といっても、夜中にベルを鳴らされたら、お菓子じゃなくてゲンコツをプレゼントするけどな。そして、そんなことをすれば多分、逮捕されるのこっちという理不尽さ。 若い頃に定着していたら、さて乗っかっていたかどうか微妙なところ。なにせ、高校の文化祭の仮装大会で面倒になった結果、草野球チームのユニフォームを借り、胸のところにチーム名を入れて「メジャーリーガー」と言い張ったくらいなもので。バットすら持ってなかった。 ただ、20歳過ぎた頃には遊び倒していた時期もあり、その時代だったらハマってたかもなあ。 なんでしたっけ。トリック・オア・トレード! 赤崎と大迫を交換して下さい。 あ、願い事は3つまででしたか? 曽ヶ端とシュミットもチェンジでいいですか?  すいません、ちょっと冗談にならなかったかもしれない。 もともとサッカーでトレードは聞いたことがないが、最近はプロ野球でもあんまり聞かなくなった。選手の気持ちを考えると、メリットの少ない制度なのだろうか。個人的には活躍出来る可能性が広がり、逆にチャンスとも思うのだが。 サッカーはまだシーズンが続くので、こういう移籍話なんかはもうちょっと先の話だが、アピールしないとマズい人もいるだろうし、是非とも底力を見せて貰いたい。 あと、少し話が古くなるが、川崎の風間監督が今季で退任するとか。どこかの誰かと違って潔い引き際かと。 就任した頃は、息子を獲得してレギュラー扱いで使うなど、どうなの?という面もあったが、縦に速く、攻撃こそ最大の防御・・とは言ってないが、ポゼッションを100パーセントにするとか言っていた。 大きく出たなとは思っていたが、今の川崎の強さを見れば、あながち間違ってはおらず、目指していたサッカーを完成させたということだろう。まあ、タイトル獲得の邪魔はさせて貰うけども。 このくらい明確な意思が感じられると、辛い時期を観ていても耐えられるかもしれないのだがなあ、と思ったりした退任報道であった。 浦和のルヴァン杯優勝と、PK戦の感想も書く予定だったが無駄話のおかげで(そして改稿もしない)はしょる。 ざっく...

Jリーグ中継のカメラワークに異議あり

ずっと前から書いていることを蒸し返してみる。 あくまで個人的な感覚なのだが、カメラワークを駆使してやたら切り替えたり、選手のアップを映し出したりする編集がとても苦手で、場合によってはイラッとくる。 特に手前側のサイドをドリブルで駆け上がろうものなら、待ってましたとばかりにカメラが張り付いてアップに切り替わるのだが、カウンターでこれをされると、中にどれだけの選手が上がって来ていて、どのような配置になっているのかさっぱりわからない。 酷い場合は、ワンタッチで折り返したプレーに切り替えがついていけず、ボールの行き先さえ追いかけられていないまま、なんかクリアされてしまったぞ、というケースもあった。 いつだったっけか、観客席ばかりを映して、肝心の試合がそっちのけという放送もあり、あれはさすがに自分だけでなく他のブロガーさんも怒りの声を上げておられた。 自分としては俯瞰で陣形が観られる中継、ヤマハスタジアムなんかの映像が気に入っているのだが、カシマスタジアムは残念ながら「サイドがっつり」タイプの中継なので、イライラ度は高い。 確かにアップで相手選手との駆け引きを観るのは迫力があるし、スタジアムに行ってもあれだけ近くでは観られないから貴重なシーンだとは思うが、やはり全体のプレーがまずありきと思うので、全体の流れを俯瞰で追ってから、プレーが止まった後に注目のシーンをアップでリプレーというのがベストなんではと思っている。 まさに先日の代表戦の先制点が最適で、岡崎のオフザボールの動きや中央の陣形、清武の走り込みがしっかり映され、のちにリプレーでサイドからの形もアップで観れた。(結果的にはオフサイドの疑いありだったが)。 何故、ここでこういう話を蒸し返たかと言えば、試合がなくて書くことがないというのもあるが、来季からDAZNとの放映権契約が締結されたことにより、サッカー中継がネット中心になる(だろう)から。 以前、ネット配信になれば、自分で好きなアングルを選んで観ることが可能なのではないか、ということをちらっと書いた。 多分、技術的には可能だと思う。配信されている映像を各々が選択出来るようにすれば、ネット画面なら2分割にしたり色々な角度から試合を観ることが出来るはず。勿論、そういった面倒事が嫌いなら、今まで通りお任せというプランもありで。 どうせならこういうのも検討してくれないかなあと思...

賞金の他もろもろ決まったことや、ACL3枠+1現状維持出来るか

【賞金の他】 賞金の他にも色々と決まったことがあって、このへんはもう他のブロガーさんが取り上げていらっしゃるので手短に。 1ステージ制の復活、夏場の中断期間にサマーブレークを導入、外国籍選手登録枠の拡大(5人になるようだが、出場選手登録の方は未定)、東京五輪世代の出場枠確保、降格クラブへの配分金など。 1ステージ制の復活は前から賛成だし、サマーブレークは秋春制に反対なので良かったと言える。 外国籍選手については詳細を待つが、3+1の現行制度でも持て余している鹿島には、あまりおいしくない話かもしれない。微妙な外国籍選手を一杯掴まされそうで・・。ガンバとか柏が上手に活用しそうな気配。 東京五輪世代の出場枠確保というのは、具体的になんなのかはまだわからない。まさか強制的に起用せよ、というわけでもないだろう。こちらも詳細を待つ。 【ACL3枠+1の現状維持・・とあったがまだ決まっていないみたい】 日本の来季のACLの出場枠が3枠+1の現状維持になることが、ほぼ決まったとこの前にあったが、どうやら11月の代表もポイントに含まれるとか。 あやうく本戦2、PO1、予選2回戦から1に格下げされるところを、枠はA代表の成績も加算されるため、この間のロシアW杯予選でクリアしたかと思いきや、11月のポイントも加算されると、僅差の中国やオーストラリアに抜かれてしまう可能性もある。 W杯出場も勿論だが、2連勝してくれないとサッカー人気も含めて色々大変だ。 ともあれ、ACLはそろそろ本当に頑張らないと、心配が現実のものになってしまう。鹿島も早々に負けてしまうので大きなことは言えないが、出るのなら頑張りたい、頑張って欲しいと願っている。ACLのタイトルは鹿島の悲願でもあるしね。 まずは今季3位以上確保で権利を獲りつつ、本戦から出場出来るように、チャンピオンシップ決勝進出と、天皇杯を狙って貰いたい。 【代表のGK合宿に櫛引が参加】 17~19日に行われる代表候補による初のGK合宿に、櫛引が召集された。 鹿島では完全に出番をなくし、リオ五輪でも出場機会の減少からかプレーにも冴えがなく、初戦を大敗してからスタメンを外された。 石井体制では曽ヶ端が重用され、おそらく非常事態でもない限り、今季はこのまま出番はないだろう。少しでも経験を積めるならそれに越したことはない。 個人的には来年は、櫛引の方からレンタ...

優勝賞金が一気に増え、格差社会の現実がJリーグにも持ち込まれそうな

J1リーグ優勝クラブに最大21億5000万円が支給されるとのこと。 これ、最初に聞いた時には一気に貰えるのかと思っていたのだが、どうやら違うようで、内訳としては均等配分金が全クラブ一律に3.5億ずつ、賞金が1位3億、2位1.2億、3位6000万円。 そのうえに今回の目玉商品、強化配分金というのが上乗せされ、1位15億、2位7億、3位3.5億、4位1.8億が最長3年で支給とあるので、分割で貰える仕組みのようだ。なんだか携帯の割引キャンペーン「最大○○円キャッシュバック」とかみたいだが・・。 ただ、報知新聞に書いてあるのを読んでいると、「使途を練習施設の充実や育成費に絞った強化配分金」とあり、字面だけを見ると選手の獲得資金なんかには使えないような気がするが、 その記事には続きで、契約途中の主力選手が国内移籍する場合の移籍金に数億円が必要になり、今までは資金不足で引き抜きが起きにくかったがうんぬんとあり、使途以外にも帳簿でなんとかやりくりして移籍金に使えたりするのか?というふうにも取れる。 このへんいまひとつ明確な線引きがなさそうに思えるが、ともかく貰えるものは大きいみたいだ。育成に限られたとしても、それこそJ3に参戦するだけの選手を揃えて(登録上限はあるが)運営も出来るし、ユースにも力を入れられる。 富める者はより富む、という格差社会の縮図がここに展開されようとしている。 それが良いことなのか悪いことなのかを論ずるべき言葉と信念を持たないのだが、現実問題としてそうなるだろう。 莫大な資金を得たクラブが強力な補強を行って、ますます強くなっていく。こうなっていくと規模の小さいクラブは現状をキープするのが一杯になり、下手すれば育てても育てても引き抜かれていくことになりかねない。というか恐らくそうなるだろう。 しかし、だからといって平等に分配しましょうという、「みんなが一等賞だね」という昨今の徒競走のようなことはして欲しくないし、ましてやプロ。勝ってナンボの世界。 これからは経営や先を見据えた補強・新人獲得、育成がより重要になってくると言える。少なくともカルロン事件のようなことを何度も引き起こしていれば、せっかくの資金もまさに塵芥。 選手も勿論だが、フロントの人材もクラブを強くする重要な要素で、今まで以上に比重が高まってくるのではなかろうか。経営陣にもシビアな評価を下していかな...

来季から1シーズン制復活(濃厚)、天皇杯4回戦以降の組み合わせ決定

来季から1シーズン制に戻ることがほぼ決まったようで何より。 年間3位に四苦八苦している立場からすると、2シーズン制の方がタイトルを獲りやすいのかもしれないが、やっぱり年間やって一番上にいるチームが優勝という方がシンプルでわかりやすい。 まあ、今年は今年で、ルールに乗っ取ってチャンピオンシップから勝ち上がらせて頂く所存ではあるが、「やってやるぜ!」と強気に言えない今のチーム状況なので、そのへんはむにゃむにゃ・・。決勝の舞台で怯えて待っているがいい・・的なことを?・・。 そして、天皇杯の4回戦以降の組み合わせ抽選の結果も発表された。 一番の見どころは年間首位を争う川崎と浦和の対決。強豪が早くに当たるのは残念とかいうような発言を関係者が話していたようだが(報知新聞で読んだが誰かは忘れてしもた)、これ以上シードされてもという感じなので仕方あるまい。 注目の鹿島は神戸と対戦。直前のリーグ戦でも対戦があり、昨年に続いて連続対戦。 個人的にはナビスコ予選でボコボコにされた記憶が鮮明で、負けている印象が強いのだが、ファーストステージでは辛くも勝利を収めていた。そう言えば観戦に行った試合は勝っていたことの方が多く、当たり前だがどっちも転ぶといった関係性なのだな。神戸時代の大久保にもカモにされていたなあ。セレッソ時代も・・。 無事に勝ち上がれば広島・鳥栖の勝者、その次はマリノス・新潟、ガンバ・清水の勝者だが、リーグ戦で苦しいガンバがあたりが底力を出してくるかな。 反対の山に浦和、川崎、柏、大宮という、鹿島にとっては苦手なチームがいってくれたことは追い風かもしれない。 2回戦、3回戦の内容を見る限り、とても優勝を狙えるものではないのだが、そこらへんは一発勝負なので、気持ちを引き締め直してやれば何とかなる。かもしれない。 ただ、大会の日程が4回戦の11月12日の後、一気に間が空いて12月24日、29日、来年1月1日となるあたり、チーム事情としてはどうなんだろう。準々決勝で負けるなら4回戦で負けた方がオフが増えるとか、そんなふうにならないか。 チャンピオンシップ出場が確定している鹿島はそこまで間隔が空かないが、チームによっては1ヶ月近く空いた後、負けたらそこで終わりという悲しい結末が待っている。 来年は1シーズン制に戻ることだし、そこらへんもうまく調整してくれるだろうとは思うが。 なんにせよ...